企業とは何か

2007年8月13日 読書
第二次世界大戦後直後にアメリカ人である著者、P・F・ドラッカーが書いたと言うこの本も、会社で上司に貰ったのだが……「屋上緑化」に比べると、ぜんぜんおもしろくねぇや(笑)

車に興味もないので、GMという会社の企業の仕組みとか倫理とか読んでいても親しみがもてないしな。
車を持ちたいとも思わないどころが邪魔とおもっているぐらいだ。
だいたいGMって今じゃアメリカの政界を牛耳っている悪の組織の一角(中ボスってところ?)みたいなもんじゃないの?

おまけにリーダーを育てるには?とかリーダーとしては?と語られてもなぁ…(笑)
全然縁のない話しだし。
同意も納得もしようがないじゃないか。

そのGMに社外から入って色々見ました。
企業ってこうなんです。
こういうものなんです。
こうやって成立しこうやって動いているんです。
で、これは間違いなんです。
実は、このほうがいいんです。

…と、言うわけで、いろいろ為になる話も多いが、毒にもなる(特にGMにとっては全部ばらされているようなもんだし)とかで、発禁処分(中世か?)になったらしい。
それもまた50年以上も昔の話。

面白いなとおもったのは、戦後のアメリカの「企業のありかた」など、考え方とか社会理念とか企業に対する考え方とかが、今の、否、ちょっと前の日本そのものだってことだ。
なるほど、日本はそのまま輸入しているな。
それを再度確認した。

・幹部用のエレベーターなんかない。
・誰でも上司と同じ車を持てる。
・国民のほとんどが"中流意識"をもっている。
・上流階級の生活をしたければ、ヨーロッパから城をひとつ買ってくればいい。
・社員は社長に会える
・えらそうな態度は嫌う
                  など。

ただし、今はヨーロッパだって同じだろうと思われる。

そして、アメリカ人にとって国とは、自分の信条を体現する為のものだから、大事である。
だが彼らは、ヨーロッパ人の本性的なものとしての帰属意識が理解できないと言う。
例えばナチスを憎むドイツ青年がナチスが支配するドイツの為に戦うこと、などが。

と、語るのだが。
この本、どういうスタンスから読めば面白くなるんだろう?
謎だ。

そろそろうっちゃってしまいそう〜(笑)


ISBN:4478300704 単行本 上田 惇生 ダイヤモンド社 2005/01/29 ¥2,520

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