気楽に楽しめる"読み物"だと思って入手した。

とんでもないや。
数字を駆使して比較して…ありゃりゃ。
まるで会社で渡される必読本みたいやないか。

ホワイトカラーもブルーカラーもそしてジョワイトカラー・エグゼンプションも。
全部アメリカンなのよね。
勤労意識が違う。
そう。
仕事とプライベートの割り切り方が違う。
まさしく。

基本構造が違うのに、同じ結果は出ないだろう。
真似ばっかりせんと、ちゃんとジャパニーズ・日本式で良策を考えて欲しいところだ。

でもって、モチベーションをアップさせること。
社員のやる気を上げて持続させないと……企業は。
経営者は。
そして国は、企業の育成・成長を妨げないこと。

そして企業。
男女平等とは言いながら、実質は違うだろう?
女性で活躍できているのはほんの一握り。
それもものすごい努力の結果。
男性は?
努力していないとは言わないが、同じ位置にいる女性ほどには努力する必要がない。
現実はこれ。

大卒の初任給(男性)が平均で21万円。
ま、そんなもの。
この人の出す数字は、どうやら嘘はついていないらしい。
とはいえ、これも男性に限る。
同じように大卒で同じ会社の同じ部署に就職しても、初任給が違う。
翌年の昇給も違う。
それが現実。
社宅などの待遇や福利厚生についても、実際には違う。違っちゃいけないはずなのだが(笑)

富めるものほど優遇される。
そんなおかしなことに、実際はなっている。

現場のことは現場のものにしかわからない。
それは、永田町は日本の国民の現実を知らない。
そういうのと同じだ。
「事件は現場で起きている」
しかり。
「人は夢と理想の中で生きているのではない、苦悩と現実の中でもがいているのだ。」

ISBN:4334034055 新書 門倉 貴史 光文社 2007/06 ¥756

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