文庫本は再録が多い。
だから、時々面白いものにめぐり合える。

JRではなく、国鉄。

懐かしい!
懐かしすぎる。
短編5編を再録しているこの文庫本。
「関門3600メートル」という脅迫→ゆすり→現金強奪の話があるのだが、日本国中の"国鉄"がターゲットにされているから、と警戒を呼びかける。

すると、今ではとっくに廃線になっている田舎の線が登場しているのだ。
いったいいつの話…?と突っ込むよりも、懐かしさに顔がほころぶ。
そうそう!ここ、走っていたんだよね〜と。

十津川警部の捜査にくっついていると、世の中にはなんと金儲けの(違法な)方法があるのだろうと思ってしまう。
勿論、ほとんどは失敗した手段が(よって犯人は捕まっている)がベースになっているのだろうが。
マルサの女の注意書きみたいなものや。
「既に試みられ、税務官によって暴かれた方法だからこそ映画に採用されているのである」
「これを視て真似をしても無駄」だよ〜ん(笑)、と。

ISBN:457551148X 文庫 西村 京太郎 双葉社 2007/07 ¥680

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