イーダル皇子の本性が…って、こええな。
まあ表に出ているまんまとは思わなかったが、どうしてこう、性悪な人たちオンパレードなんでせう?

いかに政界に身を置くものとしても、たまにはお間抜けないい人がいてもいいようなもの。
それとも、やはり、ドノ国も、滅亡へとひた走っているのか。

サルベーン……ナサケネ〜ぞ。
まだこの巻を読み始めたばかりだけどね。

カリエは、何度騙され利用され絶望の淵に叩き落されようと、「新しい男に希望を持つ」(意訳)
それをせせら笑う皇子だけどね、彼女はだから強いんだよ。

裏切られて人を恨み、二度と人を信じなくなるのは、当たり前で。
誰だってそうなる。

だけど、何度絶望に沈もうとも、何度でも復活し、人を信じられる、恋もする。
それが、彼女の強さなのだ。

それができる人間は、そうはいないだろう。

そこが彼女の彼女たるゆえん。
彼女の強さだ、と私は思う。

どこにいてもどんな時も、自分を笑える(せせら笑う、冷笑する、というのとは違う)人は強い。

まぁ…しかし。
彼女にとっての過去の男(恋愛関係なしの知り合いと言うだけでも)たちは、なんと……なんだろう。
どいつもこいつも。

ISBN:4086008742 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2007/02 ¥560

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