西ひがし

2007年6月10日 読書
いよいよ最終巻!

ヨーロッパから船で東南アジアを経由、そして日本へ…。
それもまた、妻・三千代とは別々に…嗚呼、この人ってばさ。

時代は戦争へ、まっしぐら、否、真ッさかさまに落ちてゆくところ。
帰りの東南アジアでは、排日感情丸出しの華僑その他の目の色におののきつつ、相変わらず茶目っ気(というか病気というか、あちこちに引っかかってばかりいるのが本当にすごいと思うよ)を忘れられない金子光晴氏であった。

さあ。彼は無事に日本にかえれるのか?(笑)
なんて、紙芝居のおじさんか講談師の科白のように言わなきゃならなくなりそうだ。

ISBN:4122004489 文庫 金子 光晴 中央公論新社 1977/06 ¥660

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