これまたレンタル〜♪

いやぁ、絵が良いですね。
私はエッチングが大好きなんですが、この人の絵はそれに近い。
細密で、でもかちこちの直線ではなくて、微妙に曲がっていて味がある!
(以下、後日)

こういう絵、好きだな。
あったか味があるし、却って現実感が在る。
ヨーロッパをびんぼーくさく回る旅だというけれど、読んで見ている方は、とっても面白い。

私も買おうかな?と思ってしまった一冊だ。
(現在パリを放浪中也)

こういう海外のホテル事情をエッセイなどに綴った本が私は好きだ。
その原点が、昔々、地方局で中途半端な時間に放送していたとある番組。
「欧州旅籠事情」だったか「欧州旅籠紀行」「通信」だったか…なんかそんな名前の番組だった。
内容はといえば、外国(特にヨーロッパ)の各地で、地元の若くてうつくしーレディにホテルに泊まってもらうのだ。
勿論、ビジネスホテルではない。
バックパッカーご用達のお宿もない。
ちゃぁんとルームサービスがある(笑)日本式に言うと観光ホテルである。
で、夫々のホテルのサービスに点数をつけて合計点でどのレベルかを判断しましょう♪
…と、言うんだけどね。
その採点基準の細かいこと細かいこと!
まずは、ドアマンの応対、フロントの応対。
宿帳にサインをするとき、部屋へ案内するボーイの出てくる時間とか案内の仕方エトセトラエトセトラ……。
それだけではない。
部屋に入ったら、窓の外の眺め、騒音、掃除の具合、部屋の大きさ、ベッドメーキングの具合、調度品の使いやすさからバスルームの備品等々…とにかく、これでもか、これでもか、と、微に入り細に入りチャックをしまくる。
お風呂の温度も勿論、ルームサービスで紅茶を頼めば、もってくるまでの時間、お湯の温度……も、すちゃっと取り出した温度計で計る(笑)

そしてなんだか知らないが、サービスシーンとして、件の美女の入浴シーンが…(笑)
ちょびっと流れて、あとは"お休み"
そして、にこやかにチェックアウトする。

さて、このホテルの合計点はいかに?
という番組であった。

ホテル自体が画一的な日本のホテルとはまったく違い、夫々の個性をしっかり打ち出しているし、その調度品や部屋を見るだけでも値打ちものだったと思う。
まあ、自分が逆立ちしたって出会えそうもないホテルばかりだったけど…(まずヨーロッパに行かねばならない)
それゆえに毎回楽しく見ていたのだった。

あーゆー面白みの在る"大人の"番組。
最近ありませんなー。


ISBN:4062730618 文庫 妹尾 河童 講談社 2001/01 ¥630

コメント

nophoto
睡蓮
2007年5月29日21:02

初めてこの人の本を買ったのはインド編でした。
アレに比べると楽な旅してるよな〜と思いました。
でも相変わらずホテルの部屋や電車や、あちこちメジャーで測りまくってますね。
これがシリーズ最初の本らしいですが、この頃からやってたのか・・

翠雲
翠雲
2007年5月29日22:20

40歳ぐらいの時の旅ですよね?
インドと比べちゃかわいそうよぅ、一応ヨーロッパなんだしさ(笑)
俯瞰図がかなり好き♪
本気でこの人の本を買おうかなぁ?と思ってます。
地図マニアの私としては、こういう絵つきの旅エッセイには弱い…!

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