なんでも、東北の田舎の方を走っている、なかなか素敵な電車だそうだ。

十津川警部の部下・清水刑事の新婚旅行……から話は始るが。
この作者の小説にしては、順当にラブラブな刑事夫妻の描写が珍しいというか、おかしいというか…可愛らしいというか。

今時、国内旅行で、しかも東北の温泉でいいや♪なんていってくれる奥様は大事にしないとあかん、と思う私であった。

だって、さっき読了した「北の秘密」では、失踪した社長の奥方(55)のお言葉「私は国内旅行は好きじゃないの」「主人といって楽しい思い出のある旅行は全部海外旅行よ」「国内旅行で思い出深いば場所なんてないわ」「結婚して毎年一度は、海外旅行に行っているのよ」ときたもんだ。
すげぇ……。
バブル真っ只中の、若手OL並だな。

そして、判明。
十津川警部は、"やはり"直子夫人に尻の下に敷かれている。
ぬかの結婚式の様子を見て、自分になぞらえて、その先行きを(悪い方に)想像するなんて…なんて哀しいの(笑)

PS,
ものすごくアリバイ作りが凝っている…というか、ここまで凝ると、何か些細な失敗で全部狂いそうな気もする。
あ〜ややこし。


ISBN:4408504815 新書 西村 京太郎 有楽出版社 2007/05/18 ¥860

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