トラファルガー

2007年5月12日 読書
なっつかし〜♪

こんなモノが……出てきましたのことよ。

その昔。
少女漫画家でここまで大人の、男の世界を描ける人はなかなかいなかった。
しかも内容が内容だし…。

ネルソン提督。
18世紀から19世紀にかけて、英国海軍の立役者であった。
1805年10月、トラファルガー沖の戦いで絶対不利(数が格段に違った)をひっくり返し、これ以上はない勝利を英国にもたらした人である。

その以前の幾多の戦いの中、片目と片腕を失った、文字通り満身創痍の体で。

このマンガは伝奇マンガではないので、ネルソンが主役ではない。
ちょびっと出てくるだけだ。
主役は彼。
もっと若い(ネルソン、ごめん)彼。
…が、フランス人の幼馴染と祖国(英国)への義務の間で揺れ動く(ちょびっとみたいだけどね)心を描く。

そして海戦の朝…の絵が。
とってもとっても綺麗なんです〜!

妖艶な美女・ネルソンの愛人、エンマ・ハミルトンも艶っぽく登場〜「年増」なんて酷いことを言われてます。

青池さん、またこういうの、描く気はないのかな〜?
16世紀の英国とスペインの確執、アルマダ海戦(1588年)も良いけど、私はナポレオン・ネルソン時代の帆船がいいな〜。
やっぱり帆船は戦列艦でしょ!

ISBN:425309967X コミック 青池 保子 秋田書店 1986/06 ¥820

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索