地球へ… 3 (3)

2007年5月6日 読書
地球を破壊した人類が、地球を脱出(あるいは追い出され)というSFは良くあった。

その中でもこれはかなり良く出来た話だと思う。
地球への憧憬は、母親への憧憬でもある。

だから、キースが、そしてミュウの皆がフィシスに対してどうしてあんな気持ちを抱いたのか、想像できよう。

そして、存外にしぶとい人類は、再び地球を目指すのである。
たとえどのように記憶を封印されようとも、己の生命の原点を目指すことは止められないのだ。

生物が生まれた、命の源、と呼ばれる海。
その海に対して、私たちが抱く思い・気持ちと一緒かな?

折込のカラーイラストなど、なんとなく見覚えがあるのは、当時の表紙だとかイラストだとかをきちんと集めて掲載してくれているのだろうか?
なんとも親切な話だが、このことから、当時(リアルタイム)のファンの存在を強く意識している出版社の姿勢も伺われる。



ISBN:4757520115 コミック 竹宮 惠子 スクウェア・エニックス 2007/04/06 ¥650

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索