成り立ち
童と言う漢字がある。

とは、結髪(髪の毛を結う)を許されない人と、刃物(針)が合体した字である。

針でナニをするかといえば、刺青である。
この場合の刺青は罪人に対して行われるものである。
昔の字(象形文字)を見れば判り安いのだが、童と言う字は、目の上に刺青をした形なのである。

古代中国では、罪人は、髪を結うことを禁じられていた。
罪人は、罰として刺青を施された。(これとは別に、神聖な意味での刺青というものも存在する)

このことから、"わらべ"とは、結髪していないことから子供のことをさすのとは別に、結髪を許されず刺青をされた罪人のことを指すということが判る。

受刑者(罪人)は農奴(奴隷)とされることが多かった。

よって(とここからがすごいのだが)、

わらべうた(童歌)というのは、奴隷の労働歌であり、

わらべうたが、なにやら怖い意味を持つのは、当然なのである。

漢字の成り立ちって…勉強にはなるけど、それもある意味こわいね。

コメント

nophoto
睡蓮
2007年4月30日23:37

なるほど。
本当は怖い・・・みたいな話ですね。
それともQEDシリーズみたいな話?

翠雲
翠雲
2007年5月1日0:36

白川静先生の仰ることですから(笑)
でも象形文字である漢字の成り立ちって、「白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい」に書いてあるのはそんなんばっかりです。
その中でもこれが一番ショッキングだったかな?

nophoto
ニックネーム無し
2007年8月7日9:56

間違っていたらスイマセン。
でも,憲と言う漢字と間違っていませんか?

nophoto
ニックネーム無し
2007年8月7日10:24

ちょっと調べてみましたので・・・
童という字は・・・
(1)もと、目を刃物で突きぬいて見えなくした男のどれい。また、男の罪人をどれいとしたもの。のち、雑用をする男の召使。男のしもべ

憲という字が,目の上に刺青を入れる刑罰から,のちに法律を意味することになったとありました。

翠雲
翠雲
2007年8月7日20:34

>ニックネーム無しさま。

初めまして。
漢字には色んな意味があり。また解釈する人(学者に限らず)によって、時代によって、変わってきますね。
表意文字であるために、こういう謎解きが可能になり、また推理小説のように楽しめる要因となっているのでしょう。
白川静先生は沢山の漢字の起源を考察されていて、必ずしもそれは"現在の定説"と一致するわけではないようですが、とても面白いのです。

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