30年代が流行り(?)らしい昨今。
本の世界にもこんなものが〜?
とは思ったものの、面白そうなので購入してみる。

どうせたいしたモン、食べてないだろうな。
ちっぽけな菓子パンとかが忘れられない味になってて、忘れられなかったりして、いまだにその味を追い求めていたりするんだよね、なんて。
全部自分のことである。

だってここ数十年だよ。
こんなに急激に社会が変わったのって。

昭和30年代って、もっとゆっくり地球は動いていたよな。

むかしの国鉄で売られていた、ちょっと塩っケのある(?)(←ビンボーだったので、すなわち、舌が貧しかったので、よくわからない)アイスクリーム。
あれは忘れられない。
あの後どこで食べても、あの味はない。
そして冷凍みかんだな。うん。

今だに私が拘る菓子パンは「サンライス」だが、それもあの頃数少ない菓子パンのひとつだった。
しかも「メロンパン」などと一緒くたにされてるし…ちっ。

あの味は、残念ながら、もうない。
どこでも出会えない。

ものは豊富になったが、材料は貧しくなったのかもしれない。
それと自分自身の舌も。
おかしくなったのかも。
精神的な意味でもさ。

ISBN:4486031938 単行本 月刊望星編集部 東海教育研究所 2007/03 ¥1,680

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