ほんまに。
この人の作品は毎月毎月よく出てくる。

すべてが真の意味での新刊ではない。
新書で出ていたのを文庫で出しても新刊だし、あまり見たことはないが、ハードカバー本を新書や文庫で出しても新刊になるわけだ。

走行するうちに、どれがほんまに新しいのやら、わからんよーのになる。

それにしても…まあすごいわな。

さてさて。
群馬県の温泉地といえば、私なんかは草津ぐらいしかしらないが、若い女性が次々行方不明になるという事件が相次ぐ。
警察はといえば、住居所在地に捜索願を出すしかないといい、現地ではなにも動けないという。
なにか犯罪に巻き込まれているのでは、と心配する親族から見れば、こんなばかげた話はない。
現地の警察が、捜査ひとつしてくれないのだから。

そうして事件が…。
って、今時の、よくある話だ。
「あのとききちんと対応してくれていたら」
と涙ながらに訴える親族をテレビは流し続けている。

まあね。
親族にしてみれば、堪らんわ。

だけど、数多の事件を取り扱う警察は、できれば穏便に、何事もなかった、という形で物事を収めたい、というのが本音ではなかろうか?
そのためには被害者が涙を飲む、ということも少なくはあるまいと私は思う。

西村氏とは、そういうところ、きちんと入れて小説を書く人である。

あ〜それにしても、私も、温泉行きたい!

ISBN:4198925933 文庫 西村 京太郎 徳間書店 2007/04/06 ¥620

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