ジェフリー・アーチャー著。
この人の小説は初読だが、題名に魅かれてなんとなく〜買った。
買ってしまった、と言う感じか。

只今事件の"起"の部分で、面白くて面白くてすいすい進む〜というものではない。

なんだか…ねぇ。
要は、一人の大金持ちがいて、更なる金儲けの為に庶民(?)を罠にかけ、その血銭を搾り取った。
詐欺なんだけどそこはそれ、罪が立証できないようにうまくやっているから刑事事件にもできない。
で、被害者は黙って泣き寝入りかといえばこれがそうでもなく……復讐は蜜の味。

そうです。
反撃に入ります。

「百万ドル」といえば、今ではもう、そうたいした金額ではないように思える。
「百万ドルの夜景」といわれた香港のビクトリア・ピーク他の夜景が年年歳歳値下がりをしている、と言われたのは、もう随分昔のことではあるけれど。

「百万ドルの決闘」と言う映画では、百万ドルの価値は確かにたいそうあったはず。
西部劇、といっても20世紀初頭らしく、アンナ・パブロワ(ロシアのバレリーナ)が云々…という前置きを踏まえて、こんな時代なのに、西部では相変わらずガンマンが打ち合いを、馬泥棒はリンチで縛り首…などという地域性を示す。
そして、大富豪の孫が攫われて、それを取り戻す為に活躍するおじーちゃんを亡きジョン・ウエインが演じている、私の大好きな映画である。

この映画ぐらい、すいすいと進んでくれればいいのに……。


永井 淳 新潮社 1977/08 ¥660

コメント

ボースン
ボースン
2007年4月6日8:04

ジェフリー・アーチャーのデビュー作ですね!
昔読みました(^^;)…もうン十年たってるのか…物価も変わるわけですなァ。
そのあとしばらくは新作を追っかけて読んでました。

多分、今頃はもうスイスイ進むようになってるんじゃないかな。
復讐といってもあまりドロドロしてないのが、この作品の良いところだったと思います☆

翠雲
翠雲
2007年4月6日19:50

ええもう!
復讐の第一弾、成功♪というところで……次が楽しみです。
結構面白いですね〜。

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