童話と樹木の世界―林学との接点を求めて
2007年3月6日 読書
童話の中に現れる、木々、樹木などを考察し説明する。
それも、童話の世界をそのまま受け継いだ、無理のない口調(文章)でだ。
だから、無理なくすんなりと、著者の分野に入ってゆける。
…で、とっても面白い!
童話なのに、よく知っているはずの話なのに、「え?そうだった?」と思うような話も度々出てくる。
一寸法師の御碗(船)とお箸(櫂)の素材は?
海幸彦が使っていた釣り竿は何で出来ていた?
などなど…。
おまけに童話に対するコメントが……ほんまに学者さんか?この人は。
童話・神話は日本のものだけではなく、東洋・西洋ともにピックアップされて、それぞれの話に出てくる木々を取り上げていく。
歴史や人間とのかかわり、夫々の働きとか社会に与える影響とか。
その過程が、面白い。
その話も面白い。
林生学・森林文化学専攻の教授なんだけど、学術的な説明がぜんぜん厭味ではない。
判りやすく、しかし、しっかりと、述べるべきことは言っている、というのかな?
これって(大学教授なんて人種にしては)珍しいよね。
知識をひけらかし、難解なことを述べるのは、あまり意味がないと思うから。
判りやすく、高度なことを説明することほど、頭脳と技術を要するものはない。
これこそ、熟練の技かなぁ?(笑)
実はこの本は、何かで題名を見て、「面白そう」という言わば勘だけで買ったもの。
買った…とはいえ、古本屋で、だけど。
大当たり〜!
…で、気分も良い私である♪
ISBN:4022594195 単行本 筒井 迪夫 朝日新聞社 1986/12 ¥1,050
それも、童話の世界をそのまま受け継いだ、無理のない口調(文章)でだ。
だから、無理なくすんなりと、著者の分野に入ってゆける。
…で、とっても面白い!
童話なのに、よく知っているはずの話なのに、「え?そうだった?」と思うような話も度々出てくる。
一寸法師の御碗(船)とお箸(櫂)の素材は?
海幸彦が使っていた釣り竿は何で出来ていた?
などなど…。
おまけに童話に対するコメントが……ほんまに学者さんか?この人は。
童話・神話は日本のものだけではなく、東洋・西洋ともにピックアップされて、それぞれの話に出てくる木々を取り上げていく。
歴史や人間とのかかわり、夫々の働きとか社会に与える影響とか。
その過程が、面白い。
その話も面白い。
林生学・森林文化学専攻の教授なんだけど、学術的な説明がぜんぜん厭味ではない。
判りやすく、しかし、しっかりと、述べるべきことは言っている、というのかな?
これって(大学教授なんて人種にしては)珍しいよね。
知識をひけらかし、難解なことを述べるのは、あまり意味がないと思うから。
判りやすく、高度なことを説明することほど、頭脳と技術を要するものはない。
これこそ、熟練の技かなぁ?(笑)
実はこの本は、何かで題名を見て、「面白そう」という言わば勘だけで買ったもの。
買った…とはいえ、古本屋で、だけど。
大当たり〜!
…で、気分も良い私である♪
ISBN:4022594195 単行本 筒井 迪夫 朝日新聞社 1986/12 ¥1,050
コメント