諸葛孔明時の地平線 10 (10)
2007年2月17日 読書
変わった被り物の好きな士元は逝った。
龍と鳳凰。
その貴重な二種を手にしながら、早々に彼を失った劉備は、それでも孔明の踏ん張りもあって少しづつ前進する。
奇妙なカッコが多かった士元どの。
長衣に正装だと、なんだか別人みたい〜。
もう少し、彼の活躍も見たかったけれど、表紙を飾る色黒の二枚目(馬超である)の出番が多いのでまあいいか…と(笑)
ええキャラクターやなぁ。
味があるわ。
…とても妻子もち(だった)には見えない、子供のような性格だけど。
密かに私の贔屓の諸葛喬クンがしっかり登場して来たのが思わぬ喜び♪
諏訪緑という漫画家は…隅々にまで目を届かせているんだなぁと改めて感心した。
結局彼は江東にかえることなく最後まで蜀に使え、蜀の人間として若くして戦死する運命にあるのだが……。
曹操にしても、江東にしても、はたまた蜀にしても、そこに集うものは必ずしも一枚岩ではない。
夫々の理想と目的の為に、力を振るうに利用できるものを利用せんが為に集まっている。
だから、状況が変われば人も変わる。
それを裏切りというのか、策略と言うのか。
どちらにしろ、成績考課表は後の人間がつけるものだ。
お互いに利用する。
だが、それは私利私欲のためだけではない。
自分の理想を実現する為に最短のそして最強の道を探っているだけなのだ。
そのあたり。
この著者の三国志は、実に巧妙に話を描く。
それが面白く、わくわくする。
きっと…立ち位置が違うんだろうな、今までの作家とは。うん。
だいたい、南蛮の問題を、ここまで深く長く突っ込んだ三国志なんて、いままではなかったんじゃないかな〜?
ISBN:4091722806 コミック 諏訪 緑 小学館 ¥530
龍と鳳凰。
その貴重な二種を手にしながら、早々に彼を失った劉備は、それでも孔明の踏ん張りもあって少しづつ前進する。
奇妙なカッコが多かった士元どの。
長衣に正装だと、なんだか別人みたい〜。
もう少し、彼の活躍も見たかったけれど、表紙を飾る色黒の二枚目(馬超である)の出番が多いのでまあいいか…と(笑)
ええキャラクターやなぁ。
味があるわ。
…とても妻子もち(だった)には見えない、子供のような性格だけど。
密かに私の贔屓の諸葛喬クンがしっかり登場して来たのが思わぬ喜び♪
諏訪緑という漫画家は…隅々にまで目を届かせているんだなぁと改めて感心した。
結局彼は江東にかえることなく最後まで蜀に使え、蜀の人間として若くして戦死する運命にあるのだが……。
曹操にしても、江東にしても、はたまた蜀にしても、そこに集うものは必ずしも一枚岩ではない。
夫々の理想と目的の為に、力を振るうに利用できるものを利用せんが為に集まっている。
だから、状況が変われば人も変わる。
それを裏切りというのか、策略と言うのか。
どちらにしろ、成績考課表は後の人間がつけるものだ。
お互いに利用する。
だが、それは私利私欲のためだけではない。
自分の理想を実現する為に最短のそして最強の道を探っているだけなのだ。
そのあたり。
この著者の三国志は、実に巧妙に話を描く。
それが面白く、わくわくする。
きっと…立ち位置が違うんだろうな、今までの作家とは。うん。
だいたい、南蛮の問題を、ここまで深く長く突っ込んだ三国志なんて、いままではなかったんじゃないかな〜?
ISBN:4091722806 コミック 諏訪 緑 小学館 ¥530
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