原作は、フランスの作家貴族、ジャン・デ・ガール。
監修は塚本哲也氏(↓に名前有)
作画は…名香智子氏である。

華やかな、そしてヨーロッパ一美人で民衆から愛されたシシィことオーストリア皇妃にしてハンガリー王妃…否、ボヘミアの王妃。

エリザベートは弱い60歳でアナーキストに暗殺される。
その生涯は旅にあった。

厳格で冷たいハプスブルグの宮廷に馴染まぬ彼女は、最愛の夫・フランツ・ヨーゼフ一世と子供たちを残しても、ヨーロッパを、果てはマデイラにまで足を伸ばす旅行を続けた。
何ゆえに?
その哀しくも淋しく辛い彼女の心を描く。

有名な人ではある。
そして、嫁したハプスブルグも、実家のバイエルン王国の名家も、歴史上、余りにも多くの有名人に繋がる。
その目もくらむような華やかさ。(例のルードヴィッヒもそのうちの一人だ)

それだけでも圧倒されてしまう漫画である。

でも…可哀想だと思う、この一生は。
絵柄が絵柄だから余計に…儚げで繊細で。不幸そう……(?)

ISBN:4062564882 文庫 塚本 哲也 講談社 2001/01 ¥924

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