もとサラリーマン。
しかも営業だって。
そして役員、子会社の経営者、と仕事を続けた著者が言うのだ。
「きちんと生きてる人がやっぱり強い!」
と。

今の世の中の格差社会をすべて否定するわけではない。
総中流のあまったるい社会では国際競争に勝てない(のだそうだ。残念だなぁ。)

だけど、僅か一握りの、お金持ちだけが社会保障を受けて、笑いの止らない人生を送る社会は、やはりどこかがおかしいと、著者は言うのだ。

まったくだ。
一所懸命働いて、汗水たらして働いて、なんで老後に路頭に迷わなくちゃならないの?
絶対おかしいよ。

…で、そういった社会批判を滔滔と述べているのではなく、会社で社会で、どういう人が人に好かれ⇒良い仲間を持ち⇒良い縁を得て⇒良い人生を送れるか
と言う辺りのことを、自分の経験から述べている。

少々体裁は違うけど、身近な距離から発した、上司と部下のノウハウもの、みたいな感じかな。

読んでいると、「そんなん当たり前やん〜」と思うんだけどね。
それがなかなか難しい…。

でもって、これを読んでいると、
「ダメな上司」
で、自分の上司を思い浮かべている私がいるのだった(笑)

ま、皆、こんなもんでしょ?
隣の芝生が緑に見えるってこと、就職早々に学んだからなぁ。

ISBN:4309503179 新書 内海 実 河出書房新社 ¥756

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索