ここのブログで紹介のあった本。
ようやく入手、ようやく読みに入る。

最近疲れちゃって、なかなか読書も進まない…というかしんどくて。
すぐ寝る。
暇があったら寝る(笑)

だから読書が進まないのは当たり前(笑)

上流・中流(日本は自称総中流"だった"からね)それぞれに、"家名"や"家格"を守るために必要なこと。
それが、子孫を残すこと。
そして、祖先を祀ってもらうこと。
どこかのヤナギザワとやらいう大臣のように批難されても困るので、この辺は軽く流す。

いや。私もあの発言はアホで不遜で、人や社会や世界のことをなにもわかっちゃいない、と思っている。
女として怒らないはずが無い。

ただし、(慰謝料に?)1億円くれるとか、超高級別荘をくれるとか、死ぬまで贅沢させてくれるとか、そういうのなら黙っていてやっても、鉾を収めてやっても良い。
……と、それと同じことをやっている人が…。
自分の首とか利益とか、そのへんをはかりにかけ、
「反省しておられるんだし…応援します…」
なんてふざけた事を喋っている女性国会議員がテレビのニュースに出ていた。
もともとこの人は胡散臭くて敬遠していたのだが、やはりな…と思う。
国会議員には、何のためになったのか?
という答えもきっと、この人の場合は、想像がつく。
どんなに奇麗事を並べたって、判る。
阿呆な国民でもそれぐらい、わかるのだ、それなりの年数を社会で生きていたらね。
この人もまた、政治家であるべきではない人なんだろうな。
政治家であるなら、私のように『1億円くれるとか、超高級別荘をくれるとか、死ぬまで贅沢させてくれるとか、そういうのなら黙っていてやっても、鉾を収めてやっても良い。』なんて言ってはいかんのである。

政治をする為に、政治家になったのではなく、お金とか名誉とか、そのあたり、即物的なもの、いまいま手に入るもの、享受してたのしめるもの、そういうものが目的なんだ。
日本の政治家はほとんどそうだろうけど。

明治の政治家は違った。
自分の資財を、命をなげうってでも、社会を国をなんとかしよう!と燃えていたという。
だから、「おれは政治家になる!」と一大決心すると、家族が泣いて止めたそうだ。
家が潰れるから。

そう思うとね…。

嗚呼。
しょーもない。
なさけない。
政治家が幼稚過ぎる。
それを選ぶ国民は、自分が選んだ政治家に「あいつらはバカだ」といわれて笑われて、同じように笑ってまた再選させてる。
そういうことだ。

おっととと、話が激しくずれている。
こりゃ本日読了した、高尾慶子氏の「イギリス ウフフの年金生活」のせいだなー。
影響を受けてる。
日本も戦後の社会復興をヨーロッパ式にすりゃ良かったんだなーと今見て、思う。
でもあの時は、アメリカが、一番輝いていたんだろうな。

高尾さんも言っているが、選ぶのは自分。
自分の責任で選ぶのだ。
どこがどうころんで、歴史がどうなるか、なんて誰にもわからない。
今はヨーロッパがいい。
弱者は国が面倒を見る。
そういう考え方だ。
日本が見習うアメリカ式は、弱者は無視、勝手に野垂れ死にしろ、だから自分の面倒は自分でみろ、というわけだ。

ええと…そこまで深刻ではなく、軽く考えてみる。
「自分の老後の為に」子供は必要だ。
今では流行らない考えだが、そう思えばまだ納得できるかも?
だいたい家なんてモノは、そうやって連綿と続いてきたんじゃないか。
それでは、というわけで、比較的記憶に新しい(といってもその時代に生きていた人なんてもういないが)江戸時代を例に取る。
時代が新しいから、資料も多くて調べやすかろう。
その、15人の征夷大将軍を片っ端かえら診断して、誰がどのような疾患をもっていたか、元気で健康優良児で、ばかほど子孫をこしらえたか…そのへんを、さぐってみようと言う本だね。

とりあえず、徳川家の将軍で、一番の長生きは…家康ではないのだ、実は。
たぶきじじいと言われ、大阪市民には今も嫌われている(「太閤さんを騙した卑怯者」といわれている)家康は、いかにも長生きしたような気もする。
だけど違うのだ。
最長は、最後の将軍。
一ツ橋家からやってきた、いかにもかしこそーなイメージのある慶喜である。
77歳まで生きた。
その後に、家康(75)家斉(69)家慶(61)と続く。
なるほど、長命だわい。

長生きすると自然(?)子供多くなるのか(チャンスが多いから?)、家康(19人)家斉(57人←有名な話だけど、ほとんど化け物じゃないの?これって)家慶(29人)慶喜(24人)……。

そのうぞーむぞーの子供たちを片付けられる先、すなわち大名家は迷惑したろうなぁ…。
姫(娘)を貰うときは、わざわざ別邸(御殿)を作って、赤門を備えてお迎えしなくちゃいけない、という決まりまであったというし…さぞかし物入りだったろう。(東京にある、あの有名な赤門は、加賀百万石の前田家が、将軍家の姫をもらう時に作ったもの)
はっ!
もしかして、これは周到な幕府の陰謀だったのでは?
血縁関係を作るとともに、財政を破綻させる…なんという深遠なたくらみ…!(笑)

ISBN:410610119X 新書 篠田 達明 新潮社 ¥714

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