漫画文庫なのにやたら分厚いぞ400ページ弱。
そう思えばこの値段はやはり安いのか…。

さてさて。
続けて読んでいたのが洋物だったので、いきなり明治〜大正の日本、しかも幽霊だの妖怪だの妖しいものたちが跋扈する話になるとちょっとリズムが狂いまするな。

正体不明(人間かどうかすらも怪しい…もしかして狐か?誰かさんみたいに)の女性から生まれた青之介はもとは秋月藩主の息子。
しかし、腹違いの姉の心配を他所に、この世のものではないものを見てしまう、話せてしまう。
やはり異界の住人なのだろうか?

この体質が幸い(?)して、妖しげな出来事にどんどん巻き込まれてゆく。
ちょんまげ時代から側つきだった藤言(とうげん)の苦労やいかに。

洋物に比べると、哀話が増えるのはいかんともしがたし。



ISBN:4592883357 文庫 波津 彬子 白泉社 ¥630

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