映画でちょっと有名になってしまった硫黄島。
だが、栗林中将が戦死して戦は終わったと思われたその後も、島じゅうにありの巣のように張り巡らされた塹壕や"穴"の中で、数百否千人を越える日本兵が生きていた。
名無しの兵士達の"生"を伝えたいと、生き残った著者(通信兵)が語る。
(映画を)見るたび(本を)読むたび、悲惨な戦場のことを思い知らされる。
映画やドラマなどでひとつのことが話題にでると、それ関連の資料が、今までは絶版だったものでも再販したりして、次々と出てくる。
それはそれで、助かる。
だがもたもたしていると、あっという間に飽きられて、資料は跡形もなく消えてしまうから急がねばならない。
それにしてもこの本(エッセイ)も、現実にあったことを本人が描いているから、凄くリアルで怖い。
細かいところまでしっかりと尾の得ているというのは、それだけ受けた衝撃が強かった、酷かったということなのだろうな。
良心が生きている間は、ノート(の記録)を白日の下に出せなかったというから、著者の心遣い(戦争に行った子供の地獄にいるかのような、いつ死ぬとも知れぬ恐怖で過ごした日々の経験談を聞きたい親はいるまい)を感じる。
ISBN:4166605445 新書 秋草 鶴次 文藝春秋 ¥840
だが、栗林中将が戦死して戦は終わったと思われたその後も、島じゅうにありの巣のように張り巡らされた塹壕や"穴"の中で、数百否千人を越える日本兵が生きていた。
名無しの兵士達の"生"を伝えたいと、生き残った著者(通信兵)が語る。
(映画を)見るたび(本を)読むたび、悲惨な戦場のことを思い知らされる。
映画やドラマなどでひとつのことが話題にでると、それ関連の資料が、今までは絶版だったものでも再販したりして、次々と出てくる。
それはそれで、助かる。
だがもたもたしていると、あっという間に飽きられて、資料は跡形もなく消えてしまうから急がねばならない。
それにしてもこの本(エッセイ)も、現実にあったことを本人が描いているから、凄くリアルで怖い。
細かいところまでしっかりと尾の得ているというのは、それだけ受けた衝撃が強かった、酷かったということなのだろうな。
良心が生きている間は、ノート(の記録)を白日の下に出せなかったというから、著者の心遣い(戦争に行った子供の地獄にいるかのような、いつ死ぬとも知れぬ恐怖で過ごした日々の経験談を聞きたい親はいるまい)を感じる。
ISBN:4166605445 新書 秋草 鶴次 文藝春秋 ¥840
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