……とか言ってましたっけ?
まーちゃん…もとえ、伊達政宗の自称。
「地図で読む日本古代戦史」
がなかなか面白い本であると気がついたのは半ば過ぎてからのこと。
多分、私のよな輩にも判りやすいように書いているからだろうな。
複雑は避けて簡単に、簡潔に。
時代は前九年・後三年の役まできて、舞台は奥州、陸奥の国や出羽の国という辺りが出てくる。
岩手県とか秋田県とか宮城県の辺りだと思う。
まず。
中央(京都)から遠く離れたこの地では、しょっちゅう反乱が起こる。
反乱、といっても、徒党をなして官倉を襲ったり、受領にはんこうしたりする程度で、本格的に朝廷と弓矢を交えようというほどのものではない。
だが、奥州といえば、まぁちゃんが秀吉の度肝を抜いたように、砂金が取れる。
良い馬を産する。(義経の逸話でも有名)
ついでに大陸との交易もしっかりやっている。
これで豊かでないはずが無い。
その富に目をつけた悪の源氏(笑)(頼義・義家父子)に言いがかりを付けられ本格的な戦いに巻き込まれたのが名門・安倍氏。
両者の力がバランスよくつりあった(無気力な朝廷と安倍氏の下にはせ参じた地元の豪族達の心意気)ため、戦いは膠着状態に。
その釣り合いを壊したのが、出羽にいた清原氏で、源頼義が頭を下げて請うた援軍の見返りに、安部氏の勢力(土地・利権も一切合財)を手にした。
濡れ手に粟、とはこのことだろうな。
で、清原氏の問題になってくるのだが。
清原氏も一気に名門の仲間入り…とよろこんではおれない。
大きくなれば、富めれば出てくるのが骨肉の争いというやつ。
安倍氏の血を引く女性を妻にしたもの。
源氏の地を引く……平氏ゆかりの……と、その糸はもつれにもつれて奥州はまた戦いに突入するのである。
清原氏。
そして、その前に絶大な力を誇った安倍氏。
その争い。
源氏が絡んで…ってそこでとつとつと思い出したことがある。
随分昔だけれど、超時間ドラマでそういうの、放映していたぞ…!と。
内紛が起こって、裏切り者に目の前で妻子を焼き殺されて、その復讐に云々…とそのシーンがね、ものすごく目に焼きついている。
で、復讐を誓った人が主人公であったハズ。
なんだろう…すごく印象的だったのになぁ。
忘れてるよ、すっぱりしっかり忘れてる(笑)
でも、多分、きっと、この時代のこの戦の話だと思う。
この本で戦の流れを読んでいて、どこかで聞いたような、見たような、と思い出したのだから。
それにしても、驚かされか感心させられるのは、奥州の"まつろわぬ人々"のことだ。
隙を見ては頭をもたげる。
叩かれても叩かれても、けっして心からの屈服はしない。
その、強さというか週ねというか、我慢強さと言うか、力と言うか。
当時、彼らを人とも思わず、ぎゅうぎゅう圧迫し続けた京都、に生まれ住む私としては複雑な心境だけど、これはもう、感嘆するしかない。
まぁちゃんもそうだった。
信長が去り。(まぁちゃん、ちょっと間に合わずか)
秀吉が去り。(随分苛められたね)
そして家康。(………)
歴史上、でっかい巨人たちと丁々発止と渡り合って、一歩も引かなかった彼は奥州王、まさしくその名に相応しいが、彼の地の人の心のそこに流れるのは彼と同じく熱い血なのだろうなと思う。
安倍氏の血を引く奥州藤原氏に最終的には裏切られることになるのが源義経だが。
まあ…先祖の悪行が祟ったと思えば…(笑)
ちょっと可哀想かな?(私は彼が嫌いじゃないんだけど、如何せん単純すぎたね)
まーちゃん…もとえ、伊達政宗の自称。
「地図で読む日本古代戦史」
がなかなか面白い本であると気がついたのは半ば過ぎてからのこと。
多分、私のよな輩にも判りやすいように書いているからだろうな。
複雑は避けて簡単に、簡潔に。
時代は前九年・後三年の役まできて、舞台は奥州、陸奥の国や出羽の国という辺りが出てくる。
岩手県とか秋田県とか宮城県の辺りだと思う。
まず。
中央(京都)から遠く離れたこの地では、しょっちゅう反乱が起こる。
反乱、といっても、徒党をなして官倉を襲ったり、受領にはんこうしたりする程度で、本格的に朝廷と弓矢を交えようというほどのものではない。
だが、奥州といえば、まぁちゃんが秀吉の度肝を抜いたように、砂金が取れる。
良い馬を産する。(義経の逸話でも有名)
ついでに大陸との交易もしっかりやっている。
これで豊かでないはずが無い。
その富に目をつけた悪の源氏(笑)(頼義・義家父子)に言いがかりを付けられ本格的な戦いに巻き込まれたのが名門・安倍氏。
両者の力がバランスよくつりあった(無気力な朝廷と安倍氏の下にはせ参じた地元の豪族達の心意気)ため、戦いは膠着状態に。
その釣り合いを壊したのが、出羽にいた清原氏で、源頼義が頭を下げて請うた援軍の見返りに、安部氏の勢力(土地・利権も一切合財)を手にした。
濡れ手に粟、とはこのことだろうな。
で、清原氏の問題になってくるのだが。
清原氏も一気に名門の仲間入り…とよろこんではおれない。
大きくなれば、富めれば出てくるのが骨肉の争いというやつ。
安倍氏の血を引く女性を妻にしたもの。
源氏の地を引く……平氏ゆかりの……と、その糸はもつれにもつれて奥州はまた戦いに突入するのである。
清原氏。
そして、その前に絶大な力を誇った安倍氏。
その争い。
源氏が絡んで…ってそこでとつとつと思い出したことがある。
随分昔だけれど、超時間ドラマでそういうの、放映していたぞ…!と。
内紛が起こって、裏切り者に目の前で妻子を焼き殺されて、その復讐に云々…とそのシーンがね、ものすごく目に焼きついている。
で、復讐を誓った人が主人公であったハズ。
なんだろう…すごく印象的だったのになぁ。
忘れてるよ、すっぱりしっかり忘れてる(笑)
でも、多分、きっと、この時代のこの戦の話だと思う。
この本で戦の流れを読んでいて、どこかで聞いたような、見たような、と思い出したのだから。
それにしても、驚かされか感心させられるのは、奥州の"まつろわぬ人々"のことだ。
隙を見ては頭をもたげる。
叩かれても叩かれても、けっして心からの屈服はしない。
その、強さというか週ねというか、我慢強さと言うか、力と言うか。
当時、彼らを人とも思わず、ぎゅうぎゅう圧迫し続けた京都、に生まれ住む私としては複雑な心境だけど、これはもう、感嘆するしかない。
まぁちゃんもそうだった。
信長が去り。(まぁちゃん、ちょっと間に合わずか)
秀吉が去り。(随分苛められたね)
そして家康。(………)
歴史上、でっかい巨人たちと丁々発止と渡り合って、一歩も引かなかった彼は奥州王、まさしくその名に相応しいが、彼の地の人の心のそこに流れるのは彼と同じく熱い血なのだろうなと思う。
安倍氏の血を引く奥州藤原氏に最終的には裏切られることになるのが源義経だが。
まあ…先祖の悪行が祟ったと思えば…(笑)
ちょっと可哀想かな?(私は彼が嫌いじゃないんだけど、如何せん単純すぎたね)
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