いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集
2006年12月21日 読書
1920-1930年代の話。
だけど、今と変わらない。
いろんな人がいます。
その職業・その暮らし。
今と変わらずに、苦しかったり悩んでいたり哀しかったり…実生活にしろ精神面にしろ、貧しいということは、いつの時代でも哀しいもの。
チェコスロバキアと呼ばれた国の、最高の人気作家はとても深く深く苦悶していたようです。
彼はナチスドイツを揶揄する短編やエッセイを沢山発表していたので、要注意人物になっていた。
そして、チェコにナチスドイツが侵攻したとき(英仏がこの国を見捨てた時)、彼を逮捕に向かったドイツ兵は、大いに落胆する。
なぜならば、一晩中教会にこもったために風邪を引きこみ、それが元で肺炎をおこして亡くなったチャペックの遺体に対面するだけだったからだ。
国を憂える作家。
国を愛すると言うのは、愛国心というのは、ここまでやるということで、ここまでやる気にさせる何かがあるということ。
さて、どこかの国には、それがあるのかな?
非常に疑問です。
とりあえず。
調子に乗って買ったチャペックの本はこれが最後。(要は、たった3冊しか買わなかったのだ)
絶版本が多かったからねー。
でも、今でも愛される作家だそうで、すごいなぁ、作家冥利に尽きるなァと羨ましく思っている。
体は死んでも、その魂は周りの人たちの中で生き続けているなんて。
しかも、声高に愛国心を訴えたり、なにか政治活動をやっていたわけではない、普通の作家なのだから。
(ナチスの脅威に対し、英仏の作家を通じてチェコを見捨てるなと働きかけてはいたようですが、裏切られてしまったし)
静かに語っていても、その魂を感じて同調することが出来れば、自然とこうなると、そういうことでしょう。
仕事に就けない若者達。
いますぐ、この国をこの社会をこの政府を改善できない政治家と思想家と自分達。
今とちっとも変わらない苦悩がここには書かれています。
ISBN:4582760902 単行本(ソフトカバー) Karel Capek 平凡社 ¥1,223
だけど、今と変わらない。
いろんな人がいます。
その職業・その暮らし。
今と変わらずに、苦しかったり悩んでいたり哀しかったり…実生活にしろ精神面にしろ、貧しいということは、いつの時代でも哀しいもの。
チェコスロバキアと呼ばれた国の、最高の人気作家はとても深く深く苦悶していたようです。
彼はナチスドイツを揶揄する短編やエッセイを沢山発表していたので、要注意人物になっていた。
そして、チェコにナチスドイツが侵攻したとき(英仏がこの国を見捨てた時)、彼を逮捕に向かったドイツ兵は、大いに落胆する。
なぜならば、一晩中教会にこもったために風邪を引きこみ、それが元で肺炎をおこして亡くなったチャペックの遺体に対面するだけだったからだ。
国を憂える作家。
国を愛すると言うのは、愛国心というのは、ここまでやるということで、ここまでやる気にさせる何かがあるということ。
さて、どこかの国には、それがあるのかな?
非常に疑問です。
とりあえず。
調子に乗って買ったチャペックの本はこれが最後。(要は、たった3冊しか買わなかったのだ)
絶版本が多かったからねー。
でも、今でも愛される作家だそうで、すごいなぁ、作家冥利に尽きるなァと羨ましく思っている。
体は死んでも、その魂は周りの人たちの中で生き続けているなんて。
しかも、声高に愛国心を訴えたり、なにか政治活動をやっていたわけではない、普通の作家なのだから。
(ナチスの脅威に対し、英仏の作家を通じてチェコを見捨てるなと働きかけてはいたようですが、裏切られてしまったし)
静かに語っていても、その魂を感じて同調することが出来れば、自然とこうなると、そういうことでしょう。
仕事に就けない若者達。
いますぐ、この国をこの社会をこの政府を改善できない政治家と思想家と自分達。
今とちっとも変わらない苦悩がここには書かれています。
ISBN:4582760902 単行本(ソフトカバー) Karel Capek 平凡社 ¥1,223
コメント