腱鞘炎で4ヶ月ほどお休みしていたと言う著者。
それすら気付かれないほど(私だけか?)のテンポで新刊が出てくるのだから…すごい。

さて。
御猫・展昭の彼女・月華(相思相愛を確認済み)を横から出てきて権力づくで奪い取ると言う…皇帝ならではの無慈悲・横暴ぶりを発揮し始めた仁宗皇帝である。

ほっほっほ…これでようやく"悪の権力者"らしくなってきたぞ…!

そして、鼠こと白玉堂(彼も女に振られた)とふたりして自棄酒を飲む姿が…愛らしい、というか、すっかりお友達だね、猫と鼠のはずの二人とも。

後宮に入ったがために、頭の装飾が…大変だとのたまう著者。
…だよねぇ…。
でも私は清朝の女性の(特に頭の)装飾よりも、唐・宋代のそれのほうが好き。
頭の上に鳥だの牡丹だのあって…華やかなのだ。

小悪の貴妃もあっさり水死し、おちゃめな太師は都所払いで、油断ならない新たな"大悪"も登場してきて代替わり。
物語はまだまだ波乱万丈…っぽいですが、恋愛話に偏ることなく、武侠とバランスをとって続けて欲しい。

ISBN:4253193889 コミック 滝口 琳々 秋田書店 ¥410

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