シリーズ最終巻。
いいところで終わっている。
後は読者のご想像で…ムフフフ…という、どこまでも(?)古典的手法であった。
これも良し。
蜂の事件はシビアである。
苛められッ子は、とことん追い詰められると凄まじい反撃に出る、というか、それしか道がないからそうするしかないのだ。
昔から言うでしょ?
窮鼠猫を噛む。
だから、逃げ道は用意しとけっていうでしょ?
今の苛めはそれがないからねぇ。
窮鼠も自滅するパターンが多いしなぁ…。
追い詰められた猫が仔猫をかみ殺すように……。
まあどっちにしろいい例えではないですが。
「国家大観」という本を謎解きの資料として当たる話は、推理過程への興味と言うよりも万葉や百人一首など。そういう世界への興味でふんふんと読んでしまった。
折角なので、資料を抜粋しとこう。
「堀川百首」より
これをそれぞれお題にホイっと貰って、ひょいひょいひょいと歌を詠んでいたそうです。
お貴族様ってすごいですねー。
そういえば、春秋の曲水宴では同じようにお題を貰って歌を詠むわけですが、最初はその歌をせっせと書き取ってる勉学の徒が目立ってました。
ところが最近はすっかり観光化してただわいわいと…ひたすらぱしゃぱしゃと写真をとって雑談するのみ。
歌詠みの人はそれなりの人たちばかり(=素人ではない)なのだから、見学者側も襟を正すべきだとおもうんだけどなぁ…。
「観光に来てやっている」と思う気持ちしかないのなら、別に京都にきてもらわんでもええけどなぁ〜(笑)
うちらは観光だけで喰っているわけやない。
…つうか、私の家計に観光はなんの影響力もないし。
ISBN:4043432038 文庫 北村 薫 角川書店 ¥480
いいところで終わっている。
後は読者のご想像で…ムフフフ…という、どこまでも(?)古典的手法であった。
これも良し。
蜂の事件はシビアである。
苛められッ子は、とことん追い詰められると凄まじい反撃に出る、というか、それしか道がないからそうするしかないのだ。
昔から言うでしょ?
窮鼠猫を噛む。
だから、逃げ道は用意しとけっていうでしょ?
今の苛めはそれがないからねぇ。
窮鼠も自滅するパターンが多いしなぁ…。
追い詰められた猫が仔猫をかみ殺すように……。
まあどっちにしろいい例えではないですが。
「国家大観」という本を謎解きの資料として当たる話は、推理過程への興味と言うよりも万葉や百人一首など。そういう世界への興味でふんふんと読んでしまった。
折角なので、資料を抜粋しとこう。
「堀川百首」より
<春>?.立春2.子日(ねのひ)3.霞4.鶯5.若葉6.残雪7.梅8.柳9.早蕨10.桜11.春雨12.春駒13.帰雁14.喚子鳥(よぶこどり)15.苗代16.菫菜(すみれ)17.杜若18.藤19.款冬(やまぶき)20.三月尽
<夏>21.更衣22.卯花23.葵24.郭公(ほととぎす)25.菖蒲(あやめ)26.早苗27.照射(ともし)28.五月雨29.蘆橘(はなたちばな)30.蛍31.蚊遣火(かやりび)32.蓮33.氷室34.泉水35.荒和祓(なごしのはらえ)
<秋>36.立秋37.七夕38.萩39.女郎花40.薄41.刈萱(かるかや)42.蘭(ふじばかま)43.荻44.刈45.鹿46.露47.霧48.槿(あさがお)49.駒迎(こまむかえ)50.月51.擣衣(とうい)52.虫53.菊54.紅葉55.九月尽
<冬>56.初冬57.時雨58.霜59.霰60.雪61.寒蘆62.千鳥63.氷64.水鳥65.網代66.神楽67.鷹狩68.炭窯69.炉火(うずみび)70.除夜
<恋>71.初恋72.不被知人恋73.不遇恋74.初逢恋75.後朝恋(きぬぎぬのこい)76.会不逢恋(あいてあわざるこい)77.旅恋78.思79.片思80.恨
<雑>81.暁82.松83.竹84.苔85.鶴86.山87.川88.野89.関90.橋91.海路92.旅93.別94.山家95.田家96.懐旧97.夢98.無常99.述懐100.祝詞
これをそれぞれお題にホイっと貰って、ひょいひょいひょいと歌を詠んでいたそうです。
お貴族様ってすごいですねー。
そういえば、春秋の曲水宴では同じようにお題を貰って歌を詠むわけですが、最初はその歌をせっせと書き取ってる勉学の徒が目立ってました。
ところが最近はすっかり観光化してただわいわいと…ひたすらぱしゃぱしゃと写真をとって雑談するのみ。
歌詠みの人はそれなりの人たちばかり(=素人ではない)なのだから、見学者側も襟を正すべきだとおもうんだけどなぁ…。
「観光に来てやっている」と思う気持ちしかないのなら、別に京都にきてもらわんでもええけどなぁ〜(笑)
うちらは観光だけで喰っているわけやない。
…つうか、私の家計に観光はなんの影響力もないし。
ISBN:4043432038 文庫 北村 薫 角川書店 ¥480
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