向左走・向右走
先にレビューであげた、「君のいる場所」…の原作本。

中身は勿論一緒だけど、表記が中国語になっている。
そう。
これは中華人民講和国で出版された絵本である。
だから…簡体字が…なのね(笑)

まだ漢文ならなんとか、しかし現代中国語は簡体字になっているのでなかなか読めない。やだな〜と思いつつも、ま、所詮は絵本だし、とぱらぱらめくって主に(ほとんど)絵を見てました(笑)

定価16元…が高いんだが安いんだか。

…いや!
昔、上海の路上(ほんまです。路上に布とか敷いてその上に本を並べて売っていたりするのです)で絵本を買ったとき、妙〜に高かったぞ。
あれはたぶん、ボられたんだろうとは、思うんだけど、それでも薄っぺらい絵本一冊で、日本円で千円近くした覚えがある…きっと、10倍ぐらいになってたんだろうなぁ。
アイスクリームなんか、一個100円もしなかったくせに!(左様、私達は路上の商品ばかり漁っていたのであった。中国人に混じって…)
嗚呼、誠実で正直な中国人(1984当時)はどこへ行ってしまったんだろう…。

で、翻訳本とどちらで読むのがいいか、と問われれば、中身をじっくり吟味したいのなら、そして中国語(或いは現代中国漢字)が苦手なら、翻訳本を読むことをお薦めする。
なにも無理してきばって原作を読まんでも…と私は思うのだ。

コメント

nophoto
睡蓮
2006年11月13日18:06

これ、日本語版と絵が違わない?
買ったのが随分前なので、記憶が怪しいんだけど。
日本語版に省かれた絵が在ったように思います。
オリジナルは台湾本なんで、台湾で買ったらまた中身が違うんだろうか。

翠雲
翠雲
2006年11月13日23:32

調べました。
ハイ、抜けてますね〜日本語版のほうが4ページ少ないです。
?二人が噴水で出会う前、運命の(恋の?)キューピッドが弓矢を構えている図。
?突然の雨で分かれたあと、悪魔(?)が凧の糸をぶちきっている図。この次に、雨にぬれて読めなくなった電話番号のメモが出てくる。
?クリスマスイヴに電話を待って(掛けて)、年末に諦める…その間にくろ〜い雲のような塊とカメレオンの絵がある。鬱々として楽しまない二人の心情風景だと思うけど。
?公園を撤去するとき、真っ先にクレーンで取り除かれる二羽の白鳥の像、の絵。

以上4つが抜けてますね。
なくてもいいと思ったのかな?
経費の関係上?
こういうのって、どうなんだろう。

台湾本は…もっと頁数が多かったりして(笑)
翻訳される国であちこち省略されていたら可哀想だね、作者は。

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