BEATON PORTRAITS
友人よりのレンタルで、写真集というものである。
が、なにせ海外製品なので、レビューに出てこない。

だが、写真はなかなか興味深いものが多いので、せめて表紙だけでもと、スキャンしてみたわけである。
値段は£9.99。
NATIONAL PORTRAIT GALLELYの名あり。

150枚ほどの写真がずら〜と並び、そのうちカラーは2〜3葉。
あとはすべて白黒モノクロ…とっても妖しく美しい。
なんだかんだいっても、モノクロだと影がはっきりする。
陰影がしっかりするから黒い部分がナンダカ何かを隠しているような、ちらりと見せているような、言いようのない魅力を醸し出す。

今はカラー写真が当たり前で、色の鮮やかさにのみ目が奪われるけれど、モノクロだと違う部分に魅力が集中される。

こういうの、いいですね〜。

それにしても、有名人著名人大集合で、いちいちここに述べるのも口幅ったいが、共通して言えるのは、
『20世気前半の(所謂)スターのポーズは半端じゃないぞ』(笑)
である。

観光地の中国人どころではない!
      ……いや、彼らも凄いけど。

なんと申しましょうか…そこまですごい(奇妙奇天烈な?)ポージングが必要でしょうか?
いや、別に、流行といわれればそれで結構ですが。
恥の文化の日本人としては、赤面とまでは言わなくても直視できない有様でございます。

流石にどこやらのお貴族様とかは、正面を向いてきちんと椅子にお座りあそばしておられますが…

いや〜別に非難しているんじゃないです。ぜんぜん!
ただただ感嘆符!の世界で、感心しているだけです、私は。

いっつも静かにただカメラを直視している"日本のスタア"しか知らないもんで…ちょっとね、吃驚しただけです。

T・S・エリオット、
(若いころの)マーロン・ブランド、
(同)エリザベス・テイラー、
(同)オーソン・ウエルズ、
(髪の毛のある)ユル・ブリンナー、
(王女時代の)エリザベス現英国女王、
(同時代人とは何故か納得しがたい人)ピカソ、

辺りの近接写真には、特に、かなり、吃驚いたしました…ほかにも一杯いるけど。

いや〜モノクロもいいですね〜。
自分が撮れるかどうかは別問題として。

コメント

nophoto
睡蓮
2006年11月13日18:03

この人、王室御用達の写真家(ポートレート=肖像写真)なんですって。
ちゃんとサーの称号も持ってるし。

何がしたいんや?と突っ込みたくなるポーズ(というか、構図)もあるけど、
最初はモデルが着る衣装やセットにまで凝って撮影してるのね。
好みに合うように作らせたらしい。
これは凄い!と思いました。

翠雲
翠雲
2006年11月13日23:19

ああ、それで!
なんたら伯爵夫妻とか、女王一家とか…妙にハイソだと思ったら、そうでしたか。
まあ、こういう人はとことんやるだろうし、それはそれで"芸術"になるのでしょうねぇ。
とりあえず、好きなように写真が撮れて、それで充分暮らせていけるなら、いいなぁ〜♪

nophoto
睡蓮
2006年11月14日0:18

映画「マイ・フェア・レディー」の衣装を担当して、
アカデミー賞も取ってるらしいです。
オードリーの競馬場で着るあの有名な衣装は、ジバンシーじゃなかったのか。
言われてみれば、見るからにハイソなドレスは得意だったかもね。

翠雲
翠雲
2006年11月14日0:51

オードリーといえば、ジバンシィだからね。
チャリティ展覧会で本物(衣裳や靴や装飾品・小物など)を見たことがあるけれど、確かにハイソで、でも素敵だった。
まぁ着る人によるのでしょうね(笑)
私も別に嫌いじゃないのよ。ハイソは(笑)。見ていて綺麗ならば。
でもねぇ、たとえば○○姉妹とか…アクが強すぎると如何に有名でハイソなブランドであったとしても、「ウッ!」と思うじゃない?(彼女らが何を着ているのかは知らないが)

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