文庫本レビューか…まあいいか、表紙の絵は一緒だし。

最終巻。
ということで、「この世の果て」レストランはその幕を閉じることになる。
「自分が食べたいものをいつでも食べられるレストラン」
というのがオーナーの目標であった為か、異種(和菓子屋)競合相手が現れると意外にもろかった…

というか、そこまでやる気合が足りなかった。
なんか、偶然の流れでやってたみたいだったしね。
でも、漫画で見ているだけでも幸せになる料理だったと思う。
特に私はお酒がダメ(になっってしまったの)だし。
料理も一人前が食べられないカラダ(笑)だし。

でも、基本的に好き嫌いがないから、何を見てもおいしそうだったんだよ〜。

いいなぁフランス料理…食べたいなぁ。

40年後のバリでがんばる紳士・観も素敵だったけど、オーナーもなかなかよさ気なマダ〜ム、の雰囲気が出てたもんね。
執筆業…首にならなかったようでなにより。

最終巻の迫力はなかなかのものであった。
全部で6編(うち、前後編がひとつ)
オーナー不在で皆がシアワセ〜なきもちになる「幸せな一日」の皆さんの顔が、観音様のようだ。
料理素材としてのエゾジカの登場…これは、流石に作者が北海道の人だけあると思ったけれど、美味しいのかな?
随分前に北欧料理のお店で"トナカイ"を食べたことがあるけど…私は鴨のほうが美味しいと思ったのだ。(どうかすると牛より鴨を選ぶのが私)

ちなみに、蟹は蟹味噌が好きです。(どうでもいいけど)
海老は伊勢海老やね、ウン。
ハワイ島のロブスターも美味しかった………。
私の好みや思い出はまぁいいんだけどね。

「ヴィンテージ」は、ソムリエを目指す彼の、現役銀行マン時代のライバルが登場。
どっちも意地の張り合いで、おまけにどっちも(一応)エリートときているから、いい勝負を見せる。
同じ年に生まれ、同じような幼年期を過ごし、東大合格、ライバル銀行入行…と、そこまで似てくると腹が立つのか。
憎しみ会うのか。
これを称して"近親憎悪"というのだな、きっと。

「めで鯛」
正月の御節をフランス料理でする、という話。
2万5千円…うん、味がわかっていたら、美味しかったら、払えるゾ!
今年は温泉にいけないので(資金と体力がない。折角予約が取れていたのにー!)、どこかで御節を…御節とは行かないまでも正月を過ごす料理を入手しなくてはならないのだ。
めんどくさーい。

いつも温泉で、ごーかな正月料理三昧だったのに……。



ISBN:4091875068 コミック 佐々木 倫子 小学館 ¥530

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索