アフリカの小国・ブビアで砂漠に捨てられた十津川警部。
執念と根性で隣国・ジブチ共和国に迷い込み九死に一生を得るが、なんと記憶を失ってしまった。

一方、ブビアで戦闘人形(兵隊)を養成したブラックゴースト(笑)・江崎は、いよいよクーデターを起こすべく、49名の戦闘員をぞくぞく日本へ帰国させる。

…今回、部分的(名前は覚えているとか、その程度の)記憶喪失になる刑事が多いですナ。
まぁいいけど。

それに海外となるとすべて列車でまかないきれないのが苦しいところ。
舞台が大きくなるのは構わないけど、ドラマとしてどうだろう?
これもやったのかな?

なんでも、西村京太郎氏は毎月1冊のペースで小説を書いているそうな。
それもすごい。
ある程度は慣れでクリアできることなんだろうけど、なにより、ネタが尽きないのがすごい。

それから、前にも出てきたが、十津川直子さん(警部の奥さん)のオバサンとやらが大金持ちで云々…という話。
以前もその財産を巡ってなにか事件が起こったと思うのだけど、今回は、捜査のためなのに、証明ができないから、その出張費用がでないからと"私用"でアフリカまで行けてしまう。
それに加えて、容疑者監視のため、入会金100万円+月15万円の会費を自腹で払って部下の捜査員を潜入させる…その費用も個人もち。
すごいなー十津川警部。
お金持ち〜うらやまし〜♪

推理小説のネタや結末より、そっちに感心する私であった。



ISBN:4167454122 文庫 西村 京太郎 文芸春秋 ¥540

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