ありふれた構図だからこそ、誰が見ても"美しい"と思えるものがそこにはある。

前回の入院時のウサ晴らしに読んでいた(眺めていた)本がひょこんと出てきたので見直す。

やはり、美しいものは気持ちがよい。

Beautiful is that beautiful does。

…という言葉もたしかあったよね。

そう!
それで思い出したのだが。

昔、会社の人(おじさん)と話していた時のこと。
某化粧品会社(今はもうナイ)から貰った超特大のカレンダーは、世界の美女がすばらしい衣裳をまとって世界の観光地でポーズを取っているものだった。
おじさん曰く、
「いい写真やね」
対する私、
「美人ですしね」
私の意識に他意はない。
美人だから美人と言っただけなのに、ものすごい勢いで反論されたものである。
「ボクはそんなことをいっているんじゃあない!美人だとかどうだとかそういうことじゃあない!」
「……」
その剣幕に、私は沈黙しつつ、
「なにをムキになっているのだ?」
とクビを捻るしかなかった。
別に…いいやん。

対象が人間だろうと動物だろうと景色だろうと人工物だろうと。
綺麗なものを綺麗と素直に言って、なんで怒るの?

なにか邪悪なものの存在を(笑)そこに感じた私であった。

Beautiful is that beautiful does。
美しいものは、美しい。
それでいいやん?

ISBN:4309263089 単行本 渋川 育由 河出書房新社 ¥1,680

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