雨柳堂夢咄(6)

2006年10月11日 読書
とりあえず、ここまで一気読み!
面白い…いや実に。


「お嬢様のお好み」
団子が喰いたいとか。
サイダーが飲みたいとか。
なんだかんだいっては人間に関わってくる、自称古物屋の"おじじ"。
なんか可愛げが…よくよく見ると怖い顔なのに、可愛いと思うのはちっこいのと所作が可愛らしいからだろう。
じじいがかわい子ぶるな、という意見は世間に多々ありましょうが(笑)

間を取り持ちたがる、人間にちょっかいをかけたがる。
物の怪も、イタズラ好きで可愛らしいところもあるのだ。

この巻は、かなり楽しい。
面白い"付くも神"が多数出演する。

「更紗夢紋様」
壺がふたつ…化けて、出てますがな。
備前サマと瓢ドノ。
なかなか素直で迫力があって、粋でお茶目。
人間にしたいねぇ〜と思うようなのが。

「午後の清香」
は中国ものの茶器が…化けてる。
しかも、入れる茶葉に文句をいい、入れるお湯の温度に文句をいい…。

煩いカラコ…。

ええキャラクターやなぁ(笑)


ISBN:4257723351 文庫 波津 彬子 朝日ソノラマ ¥620

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