雨柳堂夢咄 (其ノ4)
2006年10月11日 読書
…ようやく妹から戻ってきました。
レビューが書ける。
年を経た蝦蟇が尼に化けて、子供たちの霊魂を慰めている。
この世への未練を消化して、やがて天へ昇る日まで、優しく見守る「春の寺」が好き。
蝦蟇ですら、そういう慈悲心を持ち合わせるのに……。
人間(尼さん)に化けるのに使った小道具が、廃仏毀釈で捨て置かれた仏像の手、観音様の手であった、というのが小憎らしいね。
蛤の見せる蜃気楼その表題も「蜃気楼」は、某漫画で「天気のよい日に蛤が示し合わせて"せーの"で蜃気楼を吐き出す」という…そっちの妄想が邪魔をしまして(笑)
笑ってしまった。
いかんいかん。
シリアスなのにさ。
登場人物のなかに、素人なんだけどたまに玄人っぽいというか、男が着る様な着方で、帯をぐんと落としてさっと結んで後ろに垂らしている粋な女性が出てくる。
いいなぁ〜格好いいなぁ〜とついつい目は釘付けに。
ちょっとした遊び心というか。
こういう絵を描ける作家さんなんだなぁと、感心したり。(プロを相手に失礼なヤツ)
ISBN:4257721901 文庫 波津 彬子 朝日ソノラマ ¥620
レビューが書ける。
年を経た蝦蟇が尼に化けて、子供たちの霊魂を慰めている。
この世への未練を消化して、やがて天へ昇る日まで、優しく見守る「春の寺」が好き。
蝦蟇ですら、そういう慈悲心を持ち合わせるのに……。
人間(尼さん)に化けるのに使った小道具が、廃仏毀釈で捨て置かれた仏像の手、観音様の手であった、というのが小憎らしいね。
蛤の見せる蜃気楼その表題も「蜃気楼」は、某漫画で「天気のよい日に蛤が示し合わせて"せーの"で蜃気楼を吐き出す」という…そっちの妄想が邪魔をしまして(笑)
笑ってしまった。
いかんいかん。
シリアスなのにさ。
登場人物のなかに、素人なんだけどたまに玄人っぽいというか、男が着る様な着方で、帯をぐんと落としてさっと結んで後ろに垂らしている粋な女性が出てくる。
いいなぁ〜格好いいなぁ〜とついつい目は釘付けに。
ちょっとした遊び心というか。
こういう絵を描ける作家さんなんだなぁと、感心したり。(プロを相手に失礼なヤツ)
ISBN:4257721901 文庫 波津 彬子 朝日ソノラマ ¥620
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