ハリー・ポッターと炎のゴブレット 携帯版
2006年10月1日 読書
再生紙に印刷された、ソフトカバーの携帯用本。
ハードカバーの本がきゃーきゃー言われながら完売(?)してから数年掛かる出版…私は今まで我慢した。
これからも我慢する。
だって、本代が半値以下だもーん!
先に映画は見ているので、誰が犯人(?)か、などは分かっている。
だけど微妙に表現が、細かい演出部分が違ったりするのでその辺を確かめながら読むのも面白い。
また、映画ではすっ飛ばされたところ、背景・理由も説明される。
それが小説というものだから。
「賢者の石」
で憧れの(というか、存在自体知らなかったのだが)ホグワーツに入学。
とんでもない敵が生まれがながらにいるってことを確認させられたハリー。
「代われるものなら代わってやる!」
いみじくも今回ハリーがロンに言い捨てたように、それは彼の本音。
「秘密の部屋」
では英国の物語らしい、楽しい寄宿舎生活のあれこれ…
ほんまに楽しいかどうかはまぁ別として。
ここでハリーとヴォルデモートの関係というか因縁というか、そのあたりも描かれるわけだが、説明的な一作だったので、全体と比して評判は悪かった(笑)
一言で言うと、停滞していて面白くない…のだそうで。
小説でも、環境とか背景とかを説明しなきゃならない部分はある。
その辺は、作者であっても「いやだな〜」「面白くないな〜」と思いながら書いているんじゃないかな?と思うんだけど。
「アズガバンの囚人」
では両親の若きころ、ホグワーツ時代のエピソードを切れ切れに、だが髣髴とさせる出来事があり、なんと言ってもハリーの心強い味方が(!)増えた。
狼の、というか真っ黒い大きな狼でもある、シリウス・ブラックの登場。
ハリーを無条件に愛してくれる、保護者である。
嗚呼よかったねー。ハリー。
私も心から思ったよ。
そして、本作「炎のゴブレット」
暢気な(?)学生生活とは対極的な存在、命の危険をも賭して行われる"三大魔法学校対抗試合"
秋に始まり、最終試合は翌年の夏に終わるという…なんと長期にわたる戦い!というのを、本を読んで改めて思う。
映画じゃその季節の流れは分からない。
(ちなみに、水に潜るあの競技は、なんと2月にやっているという…!何を考えとるんじゃ!?といいたくなりませんか?)
地元ホグワーツはいいけど、出張してきているボーバトンとダームストラングの方々は大変だね。
食事はホグワーツの食堂で一緒にとっているけど、いくら"お城風"でも、一年近くを仮住まい(しかも同時に移動手段である馬車と帆船という)住みづらいのでは…?
勉強もしにくかろうに…かわいそう。
逆に言えば、こういう学生生活を送った彼らは、こういう学生生活を知らずに甘やかされた我々多数の日本人とは違い、どこでも実力を発揮できる、それが強みになるのか。
ホグワーツ・ボーバトン・ダームストラングの三校が、代表選手1名をそれぞれ選出して競うのだが…なぜか、4人目の名前が。
ハリー・ポッターの名前が、選手を選出する炎のゴブレットから出てきた、そこから不可解な事件が始まるのだ。
映画では、男女共学なのはホグワーツのみ。
ボーバトンはおふらんすな女学校。
(映画の登場シーン大好き♪)
ダームストラングはいかにも北国な(ソビエト的な?)男子校。
そう描かれていた。
(そしてビクトール・クラムは映画よりもずっと純真な青年である)
分かりやすく。
小説では、そうではない。
とりあえず、ボーバトンはそうではない。(ダームストラングはそのままの設定かも知れぬ)
男女ともにでっかい青い馬車に乗ってホグワーツを訪れている。
その中で選ばれたのなら、フラー・デラクール嬢は相当な手誰である、ってことだ。
(映画ではその印象が薄い。女学校だから、というのがネックか?)
また小説の最後はちゃんと次の作品への導入部を成している。
やはりそこは映画とは違う。
ハリーハリーと言ったって、ハリーは特別じゃない。
超人的な、存在ではない。
彼は一人では"巨悪"には立ち向かえない。(だってまだ14才なんだし!)
皆が協力することで、勝ちをとる。
ダンブルドアはそう言う。
それが、作者の言いたいことなんだろう。
超人的な、一人で戦える人間(魔法使いだけど)なんてなんの魅力もない。
彼の側の魔法使い達・魔女達…仲間達が、決意を胸に動き出した。
その中に、シリウスが加わっているのが私は嬉しい。
(出番ふやしてー!)(笑)
そして、ハードカバー本は既に2冊先行しているんだったっけ?
いいや、待ちますとも!(笑)
ええ!
勿論!!
ISBN:4915512606 単行本(ソフトカバー) 松岡 佑子 静山社 2006/09/21 ¥1,680
ハードカバーの本がきゃーきゃー言われながら完売(?)してから数年掛かる出版…私は今まで我慢した。
これからも我慢する。
だって、本代が半値以下だもーん!
先に映画は見ているので、誰が犯人(?)か、などは分かっている。
だけど微妙に表現が、細かい演出部分が違ったりするのでその辺を確かめながら読むのも面白い。
また、映画ではすっ飛ばされたところ、背景・理由も説明される。
それが小説というものだから。
「賢者の石」
で憧れの(というか、存在自体知らなかったのだが)ホグワーツに入学。
とんでもない敵が生まれがながらにいるってことを確認させられたハリー。
「代われるものなら代わってやる!」
いみじくも今回ハリーがロンに言い捨てたように、それは彼の本音。
「秘密の部屋」
では英国の物語らしい、楽しい寄宿舎生活のあれこれ…
ほんまに楽しいかどうかはまぁ別として。
ここでハリーとヴォルデモートの関係というか因縁というか、そのあたりも描かれるわけだが、説明的な一作だったので、全体と比して評判は悪かった(笑)
一言で言うと、停滞していて面白くない…のだそうで。
小説でも、環境とか背景とかを説明しなきゃならない部分はある。
その辺は、作者であっても「いやだな〜」「面白くないな〜」と思いながら書いているんじゃないかな?と思うんだけど。
「アズガバンの囚人」
では両親の若きころ、ホグワーツ時代のエピソードを切れ切れに、だが髣髴とさせる出来事があり、なんと言ってもハリーの心強い味方が(!)増えた。
狼の、というか真っ黒い大きな狼でもある、シリウス・ブラックの登場。
ハリーを無条件に愛してくれる、保護者である。
嗚呼よかったねー。ハリー。
私も心から思ったよ。
そして、本作「炎のゴブレット」
暢気な(?)学生生活とは対極的な存在、命の危険をも賭して行われる"三大魔法学校対抗試合"
秋に始まり、最終試合は翌年の夏に終わるという…なんと長期にわたる戦い!というのを、本を読んで改めて思う。
映画じゃその季節の流れは分からない。
(ちなみに、水に潜るあの競技は、なんと2月にやっているという…!何を考えとるんじゃ!?といいたくなりませんか?)
地元ホグワーツはいいけど、出張してきているボーバトンとダームストラングの方々は大変だね。
食事はホグワーツの食堂で一緒にとっているけど、いくら"お城風"でも、一年近くを仮住まい(しかも同時に移動手段である馬車と帆船という)住みづらいのでは…?
勉強もしにくかろうに…かわいそう。
逆に言えば、こういう学生生活を送った彼らは、こういう学生生活を知らずに甘やかされた我々多数の日本人とは違い、どこでも実力を発揮できる、それが強みになるのか。
ホグワーツ・ボーバトン・ダームストラングの三校が、代表選手1名をそれぞれ選出して競うのだが…なぜか、4人目の名前が。
ハリー・ポッターの名前が、選手を選出する炎のゴブレットから出てきた、そこから不可解な事件が始まるのだ。
映画では、男女共学なのはホグワーツのみ。
ボーバトンはおふらんすな女学校。
(映画の登場シーン大好き♪)
ダームストラングはいかにも北国な(ソビエト的な?)男子校。
そう描かれていた。
(そしてビクトール・クラムは映画よりもずっと純真な青年である)
分かりやすく。
小説では、そうではない。
とりあえず、ボーバトンはそうではない。(ダームストラングはそのままの設定かも知れぬ)
男女ともにでっかい青い馬車に乗ってホグワーツを訪れている。
その中で選ばれたのなら、フラー・デラクール嬢は相当な手誰である、ってことだ。
(映画ではその印象が薄い。女学校だから、というのがネックか?)
また小説の最後はちゃんと次の作品への導入部を成している。
やはりそこは映画とは違う。
ハリーハリーと言ったって、ハリーは特別じゃない。
超人的な、存在ではない。
彼は一人では"巨悪"には立ち向かえない。(だってまだ14才なんだし!)
皆が協力することで、勝ちをとる。
ダンブルドアはそう言う。
それが、作者の言いたいことなんだろう。
超人的な、一人で戦える人間(魔法使いだけど)なんてなんの魅力もない。
彼の側の魔法使い達・魔女達…仲間達が、決意を胸に動き出した。
その中に、シリウスが加わっているのが私は嬉しい。
(出番ふやしてー!)(笑)
そして、ハードカバー本は既に2冊先行しているんだったっけ?
いいや、待ちますとも!(笑)
ええ!
勿論!!
ISBN:4915512606 単行本(ソフトカバー) 松岡 佑子 静山社 2006/09/21 ¥1,680
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