架空世界の傭兵物語である。

前作が気に入ったので、今回は購入してみた。
傭兵としてオシゴトを続ける主人公達…の用兵団の中には、どうやらスパイがいるらしい…。

ただでさえ、気はいいがどんくさい雇い主のお陰でいらん犠牲を出しているし、他所の用兵団の面倒を見なくちゃいけなくなったし、疑うべき人間は山ほど(!)ある。

ボス(隊長)であるシャリーズの腕の見せ所ではあるが…。

誰がスパイが、というのは勿論ストーリーの中の要点として在るけれど、この小説は登場人物の個人的な魅力が満載なのでそっちで充分堪能する。
正直に言えば、誰がスパイか、というのは途中でわかったし(よくある推理パターンで)ああ、そうだろうね、ぐらい。
それよりも、その後をどう始末をつけるか、そっちが楽しみだった。

とりあえず、期待通り楽しませてもらった。
次回作が楽しみ!


ISBN:4125009570 新書 駒崎 優 中央公論新社 ?945

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