これは…!
ものすっごく懐かしい!というか、少女漫画の黄金時代の、まさしくこれこそ少女漫画!という作品ばかりが収められている。
木原としえ(昔はひらがなだったのだ。今は敏江)といえば、【読者をどれぐらい泣かせるか】、という漫画家だったんだよね。
泣かせない漫画が珍しいぐらいで。(ほとんどなかったんじゃないかな?)
誰かの不幸の上に幸福が訪れる。
ラストがハッピーエンドであっても、その踏み台になる者が必ずいるという…思春期の少女達は、彼女の漫画に枕を塗らした時代だったし、そういうストーリーが好まれ受け入れられていたものだった。
単行本には、
「銀色のロマンス」
「花ざかりのロマンス」(仏蘭西革命が舞台)
「落ち葉だらけのロマンス」
「日なたへ日かげへのロマンス」(終戦直後の日本が舞台)
「いとし君へのセレナーデ」
「ラストタンゴ」
と往年のファンであれば「ああ、あれか…」と見当がつく有名作品が並んで収められている。
ロマンス…という名の通り、単なるハッピーエンドですらない。
クライマックスには、儚げな、まるで夢幻の舞台のような絵と、リフレインされる美しい言葉が添えられて、それはそれはもう…いと浪漫チックなシーンばかりである。
ああ…ここでまたこれらの作品にめぐり合えるとは。
レンタルしてくださったボースンさま、多謝!
ISBN:4087850943 文庫 木原 敏江 集英社 2000/05 ¥670
ものすっごく懐かしい!というか、少女漫画の黄金時代の、まさしくこれこそ少女漫画!という作品ばかりが収められている。
木原としえ(昔はひらがなだったのだ。今は敏江)といえば、【読者をどれぐらい泣かせるか】、という漫画家だったんだよね。
泣かせない漫画が珍しいぐらいで。(ほとんどなかったんじゃないかな?)
誰かの不幸の上に幸福が訪れる。
ラストがハッピーエンドであっても、その踏み台になる者が必ずいるという…思春期の少女達は、彼女の漫画に枕を塗らした時代だったし、そういうストーリーが好まれ受け入れられていたものだった。
単行本には、
「銀色のロマンス」
「花ざかりのロマンス」(仏蘭西革命が舞台)
「落ち葉だらけのロマンス」
「日なたへ日かげへのロマンス」(終戦直後の日本が舞台)
「いとし君へのセレナーデ」
「ラストタンゴ」
と往年のファンであれば「ああ、あれか…」と見当がつく有名作品が並んで収められている。
ロマンス…という名の通り、単なるハッピーエンドですらない。
クライマックスには、儚げな、まるで夢幻の舞台のような絵と、リフレインされる美しい言葉が添えられて、それはそれはもう…いと浪漫チックなシーンばかりである。
ああ…ここでまたこれらの作品にめぐり合えるとは。
レンタルしてくださったボースンさま、多謝!
ISBN:4087850943 文庫 木原 敏江 集英社 2000/05 ¥670
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