第二巻は、「激闘編」

頑固頭の、ルナツー司令・ワッケインの命令で、主要スタッフは監禁の上沙汰待ち。
あと少しでシャアを葬れたかもしれないのにねぇ…ブライトさん。
そうすれば連邦の歴史に名を遺せたのに…。
なんて過ぎ去ったことは仕方がない。

ルナツーの連邦軍の対応は、

?協定ばかりを重視して融通が利かない。
?自軍の一生一度あるかないかのチャンスを潰した。
?挙句、「恩を売ってやったんだからそっちも融通をきかせろ(手加減をしろ)」という意識を勝手にもっている。
?その油断を突かれて大敗する。

という、いかにも"日本的"なお役所仕事であるな〜。

出先を知らない本社のおえらいさん、というか。
ルナツーなんて前線の出先そのものだと思うんだけどなぁ?

巻のラストで木馬(ホワイトベース)及びガンダムは地球の大気圏に突入。
最悪でも、むざむざと味方基地(ジャブロー)には行かせない、ジオンの勢力範囲に木馬を落とす、という最後の最後に出てきた展開に、テレビの前の我々は「へ〜」と素直に感嘆したものだった。
今のように戦争が現実のもの、自分オ近いところでやっているものという感覚がなかった、古き平和の時代のハナシ。
今なら、そういう本や情報は山のように海のように溢れているから、基本事項なんだろうな。
わざわざ感心するまでもなく。

ガンダムの大気圏突入は、これはもう!テレビアニメのほうが圧巻!
漫画では、木馬に取り付いたガンダムが、甲板にしがみついたまま、アムロがぜーぜー言いながらそのまま突入しているけど、アニメはもっと細かかった。
"焼けて消滅する"
と思われたガンダムは、アムロが必死でマニュアルを読んで、保護シートを引っ張り出して、大気圏に突入していた。
一秒を争う中での、まさしく死闘。
あの迫力は手に汗握ったなぁ。


ISBN:4047135038 コミック 富野 由悠季 角川書店 ?588

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