原作、アガサ・クリスティの作品であるならば、きっと内容も犯人もすべてご存知の方は多いんだろうなぁ…私は知らないから、ま、いいけど、なんてかる〜い気持ちで手に取った。
内容は(たぶん)短編が3編である。
?「チムニーズ館の秘密」
*架空の石油産出国(中東?)ヘルツォスロヴァキア(なんつー言いにくい名前だ!)
…のお家騒動と石油の利権に関わる殺人事件
?「追憶のローズマリー」(忘られぬ死)
*恋多き人妻の巻き起こす波紋が、周りの人間を巻き込んで起こす殺人事件。
恋だけでなく、お金も絡むからどろどろ…
?「ソルトクリークの秘密の夏」(ゼロ時間へ)
*保養地で起こる殺人事件。
元妻・現妻、姑、夫が同時に存在するというややこしい人間関係がいかにも。
探偵役(?)のMr。マクワーターとその雇い主・コーネリー卿(ミーハーな二人)のコンビが笑える。
アガサ・クリスティといえば、20世紀初頭の麗しきアールヌーボーの残り香を、質実剛健悪くいえば地味で暗いビクトリアンの名残をと留めた作風のミステリー小説家。
女性の作家と言うのがまだ地位も低かったためだろうか、女性にここまで書けるとは!と吃驚されたせいだろうか、いやいや彼女の作品はそういう色眼鏡なしにすばらしいということだろう。
ともかく!
ミステリー界においては女王の名を冠されるほど、その作品の素晴らしさが讃えられている。
…私は…好きではないが(笑)
実は読んでいるのも「オリエント急行殺人事件」だけ。
理由は短くてコンパクトにまとめられているから。
+"テツ"じゃないけど、長距離を往く豪華寝台車には乗ってみたい〜といまだに夢をもっているから。
オリエント…は無理でも、東南アジアのあれなら…なんとか死ぬまでには可能?(ちなみにまだ走っているだろうな?)
日本のトワイライトエクスプレスも乗りたい!北海道は別に無理していかなくてもいいけど、とにかく列車に乗りたい!…と思っている。
映画館まで足を運んだのは「白昼の悪魔」のみ。
理由は、犯人役の女優の☆美しさ☆にほれ込んでしまったから(女は化け物〜!を地で行く話であり演出だったなぁ〜)
凄く素敵☆な悪女だったよ〜。
クリスティは、細かいところにヒントをちりばめてゆくので、話がとっても長くなる。
長いといってもそんじょそこらの長編ではない。
でもって、その各場所にそっと散りばめたヒントを見逃すと、もう"わけわかめ(訳わからん)"になってしまう…ので、好きではないのだ。
これを映画にした日には…不要と思うところをどんどんカットして3時間弱に収めるでしょ?
そうしないと、映画にならないから仕方がない。
けれど。
それだと、星屑の如く散りばめられたヒントの幾つも、カットしてしまうことになる。
ポアロさんの推理が「え?なぜ?そうなるの?」と納得いかないこと多々あり。(と愛読者は言う)
"話"を、衣裳を、時代を楽しむならいいだろうけど、推理小説としての面白味は激減してしまう。
一度BBCが製作したクリスティの有名作品「なぜエヴァンズを呼ばなかったか?」をみたことがある。
これは忠実に映像化してあったので、ちっさなヒントもカットされてなかった。
が。
上映時間が、確か、5〜6時間あったと思う。
思う、というのは、休日の午後のこと、何度も途中で転寝をしてしまったからである。
ぽつぽつと虫食い穴があくように、ストーリーに穴が開いてしまい、結局わけわかめだった(笑)
長くしないと彼女の推理小説の醍醐味が伝わらない。
長くなると、退屈する、付いてゆけない。
だから、まだ、本で読むにはいいけれど…なのかな?
妹なんぞは、学生時代にせっせとクリスティを読んだ口だから。
一方、最初に「なぜエヴァンスを〜」をしんどい思いをして見てしまったせいだろうか、私はそこまでとっつくことすら出来ずにいる。
でもこの漫画は面白かった。
絵もそれらしいし、画風が時代にあっているのだろうね。
ただ、クリスティの小説(原作)については、とりあえず、これから先も読む予定のない私であった(笑)
ISBN:4088653629 コミック 榛野 なな恵 集英社 2006/09/19 ¥420
内容は(たぶん)短編が3編である。
?「チムニーズ館の秘密」
*架空の石油産出国(中東?)ヘルツォスロヴァキア(なんつー言いにくい名前だ!)
…のお家騒動と石油の利権に関わる殺人事件
?「追憶のローズマリー」(忘られぬ死)
*恋多き人妻の巻き起こす波紋が、周りの人間を巻き込んで起こす殺人事件。
恋だけでなく、お金も絡むからどろどろ…
?「ソルトクリークの秘密の夏」(ゼロ時間へ)
*保養地で起こる殺人事件。
元妻・現妻、姑、夫が同時に存在するというややこしい人間関係がいかにも。
探偵役(?)のMr。マクワーターとその雇い主・コーネリー卿(ミーハーな二人)のコンビが笑える。
アガサ・クリスティといえば、20世紀初頭の麗しきアールヌーボーの残り香を、質実剛健悪くいえば地味で暗いビクトリアンの名残をと留めた作風のミステリー小説家。
女性の作家と言うのがまだ地位も低かったためだろうか、女性にここまで書けるとは!と吃驚されたせいだろうか、いやいや彼女の作品はそういう色眼鏡なしにすばらしいということだろう。
ともかく!
ミステリー界においては女王の名を冠されるほど、その作品の素晴らしさが讃えられている。
…私は…好きではないが(笑)
実は読んでいるのも「オリエント急行殺人事件」だけ。
理由は短くてコンパクトにまとめられているから。
+"テツ"じゃないけど、長距離を往く豪華寝台車には乗ってみたい〜といまだに夢をもっているから。
オリエント…は無理でも、東南アジアのあれなら…なんとか死ぬまでには可能?(ちなみにまだ走っているだろうな?)
日本のトワイライトエクスプレスも乗りたい!北海道は別に無理していかなくてもいいけど、とにかく列車に乗りたい!…と思っている。
映画館まで足を運んだのは「白昼の悪魔」のみ。
理由は、犯人役の女優の☆美しさ☆にほれ込んでしまったから(女は化け物〜!を地で行く話であり演出だったなぁ〜)
凄く素敵☆な悪女だったよ〜。
クリスティは、細かいところにヒントをちりばめてゆくので、話がとっても長くなる。
長いといってもそんじょそこらの長編ではない。
でもって、その各場所にそっと散りばめたヒントを見逃すと、もう"わけわかめ(訳わからん)"になってしまう…ので、好きではないのだ。
これを映画にした日には…不要と思うところをどんどんカットして3時間弱に収めるでしょ?
そうしないと、映画にならないから仕方がない。
けれど。
それだと、星屑の如く散りばめられたヒントの幾つも、カットしてしまうことになる。
ポアロさんの推理が「え?なぜ?そうなるの?」と納得いかないこと多々あり。(と愛読者は言う)
"話"を、衣裳を、時代を楽しむならいいだろうけど、推理小説としての面白味は激減してしまう。
一度BBCが製作したクリスティの有名作品「なぜエヴァンズを呼ばなかったか?」をみたことがある。
これは忠実に映像化してあったので、ちっさなヒントもカットされてなかった。
が。
上映時間が、確か、5〜6時間あったと思う。
思う、というのは、休日の午後のこと、何度も途中で転寝をしてしまったからである。
ぽつぽつと虫食い穴があくように、ストーリーに穴が開いてしまい、結局わけわかめだった(笑)
長くしないと彼女の推理小説の醍醐味が伝わらない。
長くなると、退屈する、付いてゆけない。
だから、まだ、本で読むにはいいけれど…なのかな?
妹なんぞは、学生時代にせっせとクリスティを読んだ口だから。
一方、最初に「なぜエヴァンスを〜」をしんどい思いをして見てしまったせいだろうか、私はそこまでとっつくことすら出来ずにいる。
でもこの漫画は面白かった。
絵もそれらしいし、画風が時代にあっているのだろうね。
ただ、クリスティの小説(原作)については、とりあえず、これから先も読む予定のない私であった(笑)
ISBN:4088653629 コミック 榛野 なな恵 集英社 2006/09/19 ¥420
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