Travel(トラベル)

そう。
旅行、という意味の英語なのだけど。
何気に使っているこの言葉の語源は、ローマ人が使っていた拷問器具であった。(シェー!怖っ)

しかし…どんな道具だったんだろうか?

ローマ人はどこまでもどこまでもまっすぐな(軍団用)道路を敷いた土木建築のプロ集団みたいな民族であったが、旅をするに当っては、川でも海でも渡れるところはずんずん、腰まで水に漬かってどんどんあるいていったそうな。
だから、彼等の「旅」というのはかなりハードな意味合いのものだったらしい。
だからって拷問器具から名称をとるとは……相当にハードな、状況によっては命をも落としかねない旅の仕方をしていたんだろう。(恐ろしや)
カエサルは二度目のブリテン島遠征のときにテムズ川を渡っています。その地点は今日のロンドン・ブリッジかウエストミンスターあたりでした。

カエサルがテムズ川をずんずん渡って歩いている姿を想像…しちゃったよ。

この「地名で読むヨーロッパ」はほとんど必要事項を調べるだけの辞書みたいなもので、面白味にかけると思っていたのだが、意外な発見もある。
(少々無理をしてでも読み続けておくものだな。うん。)(笑)

マザーグースのロンドンブリッジの歌で、

London Bridge is falling down♪
falling down♪
falling down♪

London Bridge is falling down♪

というのがある。
その最後の歌詞に、

My fair lady♪(かわいい娘さん♪)

というのが唐突だなぁ…と(ちょっとだけ)思っていたんだけど、
橋が流されないように神の加護を願って人柱にされた少女のことではないかと考えられています。

(がーん!)
ここは、長城か?!
     というぐらいショックだった。

橋などの重要建造物に人柱、の組み合わせは珍しくはないけど、テムズ川のロンドンブリッジには、そんなダークなイメージがなかったからである。

それから、フランスのモン・サン・ミシェルは、干潮の激しい海峡の中に存在する島(岩)の上に立てられた修道院である、ということは分かっていたけれど、
大天使ミカエルが神に代わって大悪魔サタンと戦い勝利したことから、中世においては外敵、嵐、飢饉、流行病に対する守護聖人として、突き出た岬や岬の先に浮かぶ島などに同天使に捧げる修道院が建てられました。

ということで、偶然ではなく必然であったことが判明した。

よって、フランスのモン・サン・ミシェルだけではなく、英国はコーンウォルにあるセント・マイケルズ・マウントも同じ大天使ミカエルに捧げられた修道院である。

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