黄金の拍車

2006年9月5日 読書
以前読んだのはまったくの異世界物語だったが、今回は13世紀の英国の話。
所謂中世騎士物語り、だろうか?と手にとってみたのだった…。

が。
いかん。

20歳そこそこの若者騎士が活躍する物語が、あまりにも純粋すぎるっつうか捻りが足りないっつうか、反応が真っ正直すぎるっつうか。
一言で言うなら若すぎる・もっとオジサンをそろえてくれ(笑)っつうか……食い足りないまま一冊を終わってしまったのでありました。

いかんなぁ…そういや、海洋冒険小説も最近ではすっかりオジサンの独壇場になったきらいがあるし、それが普通と思い込んでいた節もある。
たぶん、すっかり"そういうの"に馴らされてしまったようだ。

登場人物を同じくする第一部、というのがあるらしくて(知らなかった)、そちらで散々活躍した若者達が新しい設定で新しい冒険に乗り出した第一冊がこの本のようだ。
そうか…ではその最初のシリーズで馴れとかなあかんかったわけやな。
しかし、何に?(笑)

以前ボースンさまにお借りして読んだ傭兵ものは、平均年齢も高かったし…そうか、あのつもりで手を出したのがすべての誤りという事で、続きを読むかどうかは今のところ不明である。


ISBN:4062556235 文庫 駒崎 優 講談社 2002/07 ¥578

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