春の選抜で甲子園に出場し、2回戦で敗れた"やれる高校野球部"と、災害のため他所の町に避難生活を余儀なくされた小さな村の星(笑)・どーにもならない高校の野球チームとが、合同練習をすることになったのは、運命の女神のイタズラか?
母校が甲子園出場となると、いろいろいろいろ大変らしい。
寄付のお願いとかくるらしいし…(公立高校は特にお金がないからなぁ)
まあ、ウチは京都だから、"お泊り"がない分負担も少ないだろうけど。
遠いところからきているチームは大変だろうなぁといっつも思う。
とは言え。
私の出身高校は地区予選で敗退するのがお決まりの学校だったので、一回ぐらいは甲子園出場校の気分も味わってみたかったな。
一応、地方局のテレビ放送に映るところ(3回戦ぐらいか?)には行くんだけどね〜その先がダメ。
さて、小説の内容だ。
これがなかなか変っている。
青春スポーツ小説なのに…?という内容だ。
二つの高校の、ふたつの野球チームの話である。
これがなかなかすんなりとは行かない。
一方は甲子園出場校。
一方は、勝つことすら忘れた(かのような)田舎の学校…メンバーはちょうど9人ぽっきり。
だけどだけど、田舎の学校のつっぱりにーちゃんは、意外に純粋な"いなにもな"田舎の子だし、一方、女の子にきゃーきゃー言われているエースは、そんなことは鼻にかけない、思ったよりお笑い体質だし。
今現在大騒ぎされている球児たちとは随分違うイメージが…(いや、彼らの本質が本当はどうなのか、私は知りませんけど)
まるで漫才のネタを読んでいるような文章も新鮮で面白い。
正統派高校野球漫画(ドカベンとか)も好きだけど、こーゆーのも面白いね。
勿論、水島漫画は大好きだった。
「野球狂の歌」も渋くてよかったな〜。
「あぶさん」も大人の魅力全開で。
………………
昔の教え子が過去の監督を前にしてふと思い出したこと。
猛ノックで酸素不足でふらふらになった頭で思ったのは、「くっそーいつかぶっ殺してやるぅ…」ということだそうで。
スパルタでハードな練習をさせられている高校球児って、もしかしてそんなことを思っているのだろうか?
と、ふと、そんなことを考えてしまった。
(それはそれで…面白いかな、と)
ISBN:4048736906 単行本 三羽 省吾 角川書店 2006/06 ¥1,260
母校が甲子園出場となると、いろいろいろいろ大変らしい。
寄付のお願いとかくるらしいし…(公立高校は特にお金がないからなぁ)
まあ、ウチは京都だから、"お泊り"がない分負担も少ないだろうけど。
遠いところからきているチームは大変だろうなぁといっつも思う。
とは言え。
私の出身高校は地区予選で敗退するのがお決まりの学校だったので、一回ぐらいは甲子園出場校の気分も味わってみたかったな。
一応、地方局のテレビ放送に映るところ(3回戦ぐらいか?)には行くんだけどね〜その先がダメ。
さて、小説の内容だ。
これがなかなか変っている。
青春スポーツ小説なのに…?という内容だ。
二つの高校の、ふたつの野球チームの話である。
これがなかなかすんなりとは行かない。
一方は甲子園出場校。
一方は、勝つことすら忘れた(かのような)田舎の学校…メンバーはちょうど9人ぽっきり。
だけどだけど、田舎の学校のつっぱりにーちゃんは、意外に純粋な"いなにもな"田舎の子だし、一方、女の子にきゃーきゃー言われているエースは、そんなことは鼻にかけない、思ったよりお笑い体質だし。
今現在大騒ぎされている球児たちとは随分違うイメージが…(いや、彼らの本質が本当はどうなのか、私は知りませんけど)
まるで漫才のネタを読んでいるような文章も新鮮で面白い。
正統派高校野球漫画(ドカベンとか)も好きだけど、こーゆーのも面白いね。
勿論、水島漫画は大好きだった。
「野球狂の歌」も渋くてよかったな〜。
「あぶさん」も大人の魅力全開で。
………………
昔の教え子が過去の監督を前にしてふと思い出したこと。
猛ノックで酸素不足でふらふらになった頭で思ったのは、「くっそーいつかぶっ殺してやるぅ…」ということだそうで。
スパルタでハードな練習をさせられている高校球児って、もしかしてそんなことを思っているのだろうか?
と、ふと、そんなことを考えてしまった。
(それはそれで…面白いかな、と)
ISBN:4048736906 単行本 三羽 省吾 角川書店 2006/06 ¥1,260
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