学校怪談 (1)

2006年8月22日 読書
横になって本を読んだり寝たりテレビを見たり医者に行ったり…つまり、仕事をしない生活をしていると、脳の方まで影響が出てくるようだ。

夏なのに「お手軽な怪談ドラマがない」というわけで、見つけたのがこれ。
病院の帰り、リハビリを兼ねて立ち寄った本屋でゲット。
でも体力不足で10分と居られなかった…残念。

高橋葉介氏といえば、「夢幻紳士」シリーズが最高!と私は思っている。
摩訶不思議な世界を、摩訶不思議なままに書きつくした漫画家さんだと。

夢幻紳士の次に手にした本が「学校怪談」という、なんだかベタな題名の本だけど、短編ばかり38本。
舞台は学校と言うだけで、相変わらずの摩訶不思議さ、グロなんだけどグロじゃない(ようにー誤解?ー思わせる)不思議さに満ちている。

「髪」「水辺の情景」「回転」の純愛怪談3部作は、とっても素敵。
高校生の年頃の、初心でピュアな心持がよく分かる。…嗚呼遠く懐かしい(笑)

短編で落としているがゆえのやり切れのなさというか、怪談ゆえの悲劇性というか、その後始末。
お釈迦様の水かきのように魂をすくってくれる巻末おまけ漫画「山多久呂須様」が珍しくもしみじみとつぃて…なんだかよかった。

あー。
あんまり涼しくはならなんだけど(笑)

ISBN:4253177824 文庫 高橋 葉介 秋田書店 2006/04 ¥690

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