E・ギボンといえば「ローマ帝国衰亡史」。
「ローマ帝国衰亡史」といえばE・ギボン。
(ちなみに、かのホーンブロワー提督(笑)も乗艦から乗艦へもって歩いた名著である)

というぐらい、歴史書として有名な一冊を、簡単コンパクトな読み物にしてまとめた…という驚異(笑)の一冊。

成る程。

要点を付いて、このときに何があったか。
何が歴史を変えたかを実に分かりやすく描いている。

お受験用によろしそうな一冊でもある…(笑)

これを読んで思うのは。
ローマ帝国は、充分野蛮であった。
…ということ(笑)

小麦の配分とか、社会福祉とか水道とか、温泉とか。
遥かに今を凌ぐ文明をもっているローマ帝国だけれど、熾烈な権力争いでは、拷問と陰謀と首切り(文字通り)と暗殺と。

そこまでやるか?

やっておるのだ。

アジア(極東)の某大帝国のやり口に勝るとも劣らぬ。

これをかんがみ、日本の歴史を振り返ってみると…ああ、日本人のなんと大人しいことか。
もはやこれは、農耕民族だから、というのではないよね…?

ISBN:4569662277 文庫 金森 誠也 PHP研究所 2004/07 ¥630

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