多民族国家 中国

2006年7月23日 読書
両親が中国人と少数民族それぞれの出身だったら。
子供は好きなほうの籍を選べる。
勿論変更も可能だ。

実際には、少数民族(マイノリティ)を選ぶ人間が多い。
     (ほー)

何故なら。
少数民族のほうがメリットが多いから。
     (へー)

つまり。
優遇されているのだ。
数が増えすぎて、一人っ子政策などという無常の国家統制を黙って受け入れざるを得ない中華民族に比べて。
     (その中で中華民族の籍を選ぶのなら、よほどプライドが高い、ということなのだろうか)

民族が雑多で多民族国家で在ればこそ、「此処まで」「発展した」というのが著者の言う中華人民共和国だ。
だが。
無理やり中国内の多民族国家のなかの一民族に糾合されてしまった人たちだって存在する。
抗争が断続的に続くチベットしかり…。

中国の発展の為に、周辺の小民族をのべつまくなしに飲み込んでいるのだとしたら、それは単なるガルガンチュア〜化け物〜でしかないと、私は思う。

著者は中国人。
読み始めたばかりなので、籍はどこなのか、私は知らない。

ちなみに。
南方系民族の、色鮮やかな衣裳が、私はすきだな。

ISBN:4004309387 新書 王 柯 岩波書店 2005/03 ¥819

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