只今現在そこにすんで生活して色んなものを実際味わって触れている人が一番強い。

確かに。

作者は物書きだが北京の大学に留学中の女性。
年齢的には学生期(なんだそりゃ?(笑))を過ぎて居ると思われるので、落ち着いた観察とか、比較とか、いろいろできる。
だから…面白い〜♪

あちこち駆け回って贔屓にしているおもしろい場所を、住所や道順など分かりやすく説明されている良書である。
こりゃ、旅のハンドブックになるわな〜と思ったけど、最近の北京の様変わりを聞いていると、まだ大丈夫だろうか?間に合うか?と心配にもなる。

食べることが一番多いのは仕方がない。
とりあえず喰うこと!
と、かの"毛さん"もいっとったではないか。

私も北京ダックは大好きだが、如何せん京都市内でそれにお目にかかるのはなかなか難しい。
それでも最近はちらほらとメニューを見かけるようになった。(ほら、店の前にメニューだけ出してあったりするからさ)だがどこもかしこも高そう〜な店構えで、値段が書いてなかったりするから怖くて入れたもんじゃない。
つまり高級料理なんだろうなーと思っていたわけだ。

コラーゲンたっぷりのふかひれには興味がない(美味しいとついぞ思ったことがないから仕方がない)。
美味しかったのは…杭州の西湖のほとりで店開きをしていた半畳ほどの大きさの店の前。
真っ白な湯気をしゅんしゅんと上げていた蒸篭に並んだ饅頭…。
中には餡もはいっちゃいないし、凝った味付けはしていないんだけど…美味しかったなァ。
あと、サンザシの飴掛け…は横浜でめぐり合ってやっとのことで食した因縁の品。

中国ってけっきょく【食】に走るんだろう。
外国人観光客の思い出も、そっちへ重心がぐぐぐい〜っとかかって行ってしまうのだ……。
うん。

小物、といえば中国のヒトの手先の器用さから、確かにちゃちい小物がとっても魅力的なんだけど。

私が狂ったように集めたのは、極彩色の歴史や物語(三国志とか水滸伝とか紅楼夢とか西遊記とかの)テーマのトランプとか。

切り絵であるか。
切り絵は最初からいい値段していたけれど、そりゃあもう溜息が出るぐらいに美しい!
「水滸伝」なんてちゃんと108星揃っている…かな?と思ってあるとき数えたら、ダブって入って110星になっていた……。
そうよね。
数えるのも手作業だもんね。
まぎれるわよね。
数え間違えるわよね。

そうそう。

………ニセモノ、あるいはぼったくりの多い瑠璃蔽。
緑や青や黄で彩色された小さなお茶碗…もってるんデスけど、私。
そこ出身の。

ISBN:4758420378 新書 谷崎 光 角川春樹事務所 2004/07 ¥1,200

コメント

nophoto
睡蓮
2006年7月19日22:32

北京ダック。初めて食べたのがバンコクの高級ホテルの中華料理屋で・・脂っこいわ、こりゃダメ・・と思ったものでした。でもココに書いてあるお店を探していって、北京ダックって美味しかったんだぁ〜と開眼しました。(^o^)
高級なところのって本当に皮だけなのね。だから脂っこい。北京っ子が行く庶民の北京ダックの店ではしっかり皮にお肉が付いてます。いくらでも食べられちゃうんですよね。ダックのスープも美味しかったし。大学芋みたいな飴がけのスイーツもバッチリでした。
日本人は滅多に来ない下町(胡同)の迷路の中にある店だけど、なぜか欧米人はいっぱい来てました。

翠雲
翠雲
2006年7月20日20:25

彼らのほうが鼻が効くのでしょう。きっと。
日本でも、ほら、とんでもない路地奥にいきなり金髪碧眼のガイコクジンが出現するし(笑)

北京の某有名・北京ダック専門店のフルコースも美味しかったですよ。
水かきのゼラチンが…たまらん!(笑)

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