QED 竹取伝説

2006年7月13日 読書
怪しい薬剤師、祟…。(しかも漢方だし)(笑)

……の、日本昔話は今度は「かぐや姫」と相成った。(まだ読み始めだけど)

東京のず〜っと端っこの辺境の村(ごめん)。
次から次へ不審な事故死が続く道路。

「竹がひかったんだよ〜」
と被害者が訴える。
(そして絶命する)

竹が光れば、かぐや姫か、大判小判がざっくざっく〜♪    だよねぇ?

笹姫さまの祟りじゃ〜と大昔のパロディを思い出して一人ほくそえんでしまった私だが、事態はシビアに展開する。

かぐや姫=宇宙人説はよく聞くが、かぐや姫=鬼説はなかなか新鮮で興味深い。

"貴族"というごくごく僅かな数の異星人(!)に乗っ取られた日本の古代王朝。
彼らは"庶民"や"鬼"といった原住民(そしてまごうことなく私らの祖先はこっちだろう)をだまし、互いに争わせることによって支配する……。

きゃ〜コワイ!(笑)

そんな歴史を想像するほうが、下手な推理小説よりよっぽど怖いと思いません?

そして謎の事故多発地帯(道路)
笹姫さまは結婚に失敗して返されたため、熱々のカップルは特に狙われる…って、それはちと、現実的というか、即物的というか、興が冷めるというか……。
ううむ。

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(追記)
この物語の中には、「いなばの白兎」の話もでてくる。
その解釈の仕方が斬新で、でも言われれば、あ!そうか!ということなんだけど、兎にだまされ怒ってその皮をはぐのがワニ…山陰(出雲)では"鮫"のことなんだよーと聞いて育ったワタクシ。
ところが!新聞に出てました!
ワニってのは、鮫じゃない。
鯛や平目のことらしい……。
じゃ、じゃあ鯛や平目に皮をはがれた兎っていうのは……?!
先生!?
私すっごく疑問なんですけど!それ!(7月20日)

ISBN:4062753472 文庫 高田 崇史 講談社 2006/03/15 ¥800

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