今更なんだけど、この人のペンネームって…メカ、ですか。
なんだろう、メカ。
ちょっと気になった。

さて。
現在連載中の、神社の狛犬と女子高生のラブストーリー、「セーラー服にお願い!」が面白いので、そのつながりで家人が入手した一冊である。
勿論中身は全然違う。
こっちは現代・高校・先生と女子生徒のほのぼの恋愛モノである。(へーこーゆー普通のも描けるんだ…って失礼)

ちょっと昔の話なのかな?と思えるものが同時収録。(絵の違いがてきめん分かる。素人に分かられるぐらいのものを掲載するのは作者も勇気がいるだろうね)

昔から、少女漫画の世界では、学園ものは定番で、先生と生徒の恋愛と言うのもお決まりのものだった。
それをどれぐらい味付けするかで新鮮さが味わえるか、おっ♪と思って読めるか、定番ゆえの難しさがあるんだろう…。
その辺を見るに、この作品はまあまあ楽しい。

特別な意外性はないものの、キャラの魅力がちゃんとたっててそれが楽しい。

しかし、恋愛相談室を公然と開く教師って…。
生徒をそそのかすような、こんな教師おらんだろ?
少なくとも私の時代はおらんかったな。
速攻、職員会議で吊るし上げだわ、こりゃ。
それに「(表立って恋愛を禁止はしないが)学生は勉強していろ」が前(全)面に出てたからなぁ。

学生の方も…とくに高校は公立で裕福とは程遠いところにいた高校生ばかりだったから、アルバイトに忙しくてそれどころではなかったと言うか、なんというか……。
新聞配達のアルバイトはT-シャツの支給があって助かると、社名を印刷したそれを、学校に着てきていたのもたくさんいたしな。
状況によっては、アルバイトを理由にクラス委員をパスすることもできたのだ。
う〜ん、青春・高校時代〜♪

教師による恋愛相談。
だから"7時間目"なわけ。
成る程。
ということは、今でも高校は6時間授業ってわけか。
私のとき、いっときだけど7時間授業があったような気がするぞ。
なにしろ"受験戦争"まっさかりの世代なもんで(笑)
夏休みの補習授業は、"自由参加"。
なぜなら、授業中に教科書で取りこぼしたところ(出来なかったところ)を徹底的にカバーしてくれるという補習だったから。(つまり赤点だから強制参加させられる補習ではなかった)
ばかほど暑い真夏の教室はクーラーなんてあるわけないのに、それでも参加者で満員だったから、だらだら汗をかきながら教科書開けてました。
まぁなにしろ…すごかったわな(笑)
ほとんど忘れたけどさ。(人間は、いやなこと苦しいことは忘れるようになっている)

ちなみに、アルバイトにいそしむ高校生と受験戦争にひいこらしている高校生が共存しているわが母校は、普通科と商業科と文系志望と理系志望がごっちゃにホームルームのクラス編成をするという、楽しい公立高校であったのだ。(今はどうだか知らんが)
だから、進学率はむちゃくちゃ低かったようだ(笑)
地元なのに、ごくごくたま〜にしか、京大合格者がでなかったもんな〜。(今はどうだか知らんが…と後輩の名誉の為に言っておく)

こういう漫画を読むと、不覚にも、はるか彼方の過去を思い出してしまう。

恋愛相談ねぇ……違う意味で必要かもね。
今の高校とか高校生とか。
時代がたちすぎているんで、よくわからない(笑)
それが、ちょっと哀しいか。

ISBN:459218839X コミック 田中 メカ 白泉社 2006/05/02 ¥410

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