これは著者が書いたコラムに後から写真をくっつけたもの。
写真を見て書くのではなく、先に書いて写真がつくので書き易い。と著者も他の本で言っている。

制限されているから楽なのか。
無制限の方が楽なのか。

それは貴方次第……(笑)

コラムだからか、先に読んだ「世は〆切り」より分かり易い文章だ。
主題がはっきりしているせいか。
この人の文章は(聞いてはいたけど)いきなり飛ぶから、ついてゆける人しかついてゆけない。
また、ついて来れる人だけ付いてくればいい、という人だから読者は苦労する。

こういう文章は嵌まると嵌まりすぎるほど嵌まるのだ。

深入りしないうちにとっとと逃げようと思うのもこういう文章なんだろうか。

推敲に推敲を重ね、最初の下書きの十分の一ほどの清書になるのがこの人の文章だというから、行間どころか漢字の裏までひっくり返して読む気概でついてゆかないとダメかもしれないね。

その点、こっちの本は非常に読み易い…と思う(笑)

編集は、"例の"藤原正彦氏。

ISBN:4101350175 文庫 藤原 正彦 新潮社 2004/02 ¥460

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

日記内を検索