貴族ではない、ということです。

公・侯・伯・子・男

貴族の階位は以上の5つ。
これが産業革命を経た英国で、金にモノをいわせ新しい階級がその潤沢な財産を使って貴族的な教育を子弟に施し、準貴族として社会の上位に進出した。
これがジェントリ、である。

だから…キャンベルさん家なんかには目の仇にされて苛められるわけだ。

だけど、19世紀も終わりになってくると貴族の台所事情は押しなべて火の車。それもでっかい火輪が回っている状態だから、贅沢は行ってられない。
お金持ちのアメリカ娘を息子の嫁に、戴くわけです。
莫大な持参金を目当てに。

社交界の若い嫁さんたちは、ほとんどアメリカ人。
その息子や娘たちの代となれば…容易に想像はつくと言うもの。

ただし、莫大な持参金をつけても、英国貴族の家柄とは、とってもとっても価値の在る存在だった模様。
人は紳士に生まれるのではなく、なるもの
という考え方であれば尚のこと。
アメリカに住む両親も、意気揚々と娘を送り出したでありましょう。

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