この国のけじめ

2006年5月23日 読書
ネットの通信販売で予約を…とおもったら「品切れ」ばかりであった。
流行っているから仕方がないかと諦めていたある日、本屋で平積みになっている本書を発見する。

……世の書籍の流通システムに疑問をもった一瞬だった。
入手できたのだからどうでもいいといえばいいけれど、「今買わないとまた消える!」というわけの分からない恐怖感に迫られて衝動買い(?)した一冊である。

昔から思う本の謎。
見つけた時、なんとなく気にかかった時、次の機会と思わずにその時に買っとかないと、再会する確率は妙に低い。
よほどのヒット作は別として…。
何ゆえ?

ぱらぱらと目次を見る。
なんか、ちょっとお堅いのかな?

楽しい短編エッセイ集を読んだ直後だから、すこしだけ腰が引けたけど、なあに、この著者のことだから、すぐに馬脚を現すじゃなくて…読者レベルに合わせてくれるだろうと思いなおす。

さて。
読むだけで心楽しくうきうきしてくる麻薬のような"フジワラ・ワールド"へ参るとするか。

ISBN:416367800X 単行本 藤原 正彦 文藝春秋 2006/04 ¥1,250

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