高橋先生の「ちょっとヘンだぞ四字熟語」の話のひとつ。
夏目漱石が京都の祇園のお多佳さんという才人(もと芸者)と交流があって云々…の話だ。
実は恋人だったらしいが……。
彼女は、上村松薗(女流画家"序の舞い"とかね)や平塚らいてう("原始女性は太陽であった…!")などと並んで名前を知られた女性だった。
その中で、彼女の生まれを祇園の大友楼という。
新橋の縄手。
四条通縄手筋といえば、そこはいまでは一銭定食(お好み焼きに類似)やおすしやら(勿論お酒を飲むところも!)雑多な飲食店が所狭しとごちゃごちゃと並ぶ場所である。
ただし大友楼は、四条ではなく三条に近かった様子。
かの吉井勇が歌を詠んだのはこの大友楼でのことらしい。
そして、歌が若干違うのだ、と谷崎潤一郎は言っているらしい。
桜の名所であり、京都モノを撮るときには必ず出てくる名所・祇園白川にある歌碑には、
どちらが宜しい?
夏目漱石が京都の祇園のお多佳さんという才人(もと芸者)と交流があって云々…の話だ。
実は恋人だったらしいが……。
彼女は、上村松薗(女流画家"序の舞い"とかね)や平塚らいてう("原始女性は太陽であった…!")などと並んで名前を知られた女性だった。
その中で、彼女の生まれを祇園の大友楼という。
新橋の縄手。
四条通縄手筋といえば、そこはいまでは一銭定食(お好み焼きに類似)やおすしやら(勿論お酒を飲むところも!)雑多な飲食店が所狭しとごちゃごちゃと並ぶ場所である。
ただし大友楼は、四条ではなく三条に近かった様子。
かの吉井勇が歌を詠んだのはこの大友楼でのことらしい。
そして、歌が若干違うのだ、と谷崎潤一郎は言っているらしい。
かにかくに祇園は嬉し酔ひざめの枕の下を水の流るるというのが正解なんだそうだ。
桜の名所であり、京都モノを撮るときには必ず出てくる名所・祇園白川にある歌碑には、
かにかくに祇園は恋し寝る時も枕の下を水の流るるとある。
どちらが宜しい?
コメント
「恋し」の方は、祇園を遠く離れて、あるいは昔を思い出して恋しがっているって雰囲気かな?余韻はあるよね、こっちの方が。
「嬉し」の方は、今実際に祇園に居て、水の流れに耳を傾けているって感じ?大友楼で遊んで詠んだというなら、やっぱり「嬉し」の方だろうか。臨場感があるというのか、光景が目に浮かぶというか。
気持ちいいです。
最高です。
…という慶びに満ちているのは前者。
感情的で盛り上がっている。
比べれば、後者は理性的なのかも。
結局は好みでしょうね。