否、なるも、似たり。
明治が偉大で、でも終わった。
続く大正デモクラシーのなか、民衆がすべて参加する(という建前の)空気が、日本人のなにかを変えていった。
恐怖から、人=国となり闘った、日露戦争。
その後、軍隊は、日本人は変質していく。
あの、素晴らしきひらめきと考察と洞察をもっていた人たちが作り出したのは、なんと偏った矮小な国家であったのか。
何ゆえに?
第二次大戦後、日本は同じように平和を、国際協調を求めて、その理想に向かってひた走った。
それは理想に続く道だった。
そして21世紀に足を踏み入れた今、この日本がある。
…なにが、どこで、どうして?
理想に燃えてひた走った結末がどうしてこうなってしまったのだろうか?
何ゆえに?
著者のその言葉が、痛い。
「坂の上の雲」がどのような時代にどのような背景をもって書かれ、読まれたものであるか、私はこの本「坂の上の雲と日本人」で初めて知った。(だって当時は穢れなき(笑)小学生だったんだから、しょうがないもーん)
この本が出て、それから日露戦争の研究が進んだそうだ。
なんたる怠慢…とはいえない。
昭和40年代。
まだまだ戦争への忌避感は、反動は強い。
戦争に勝った、ということを喜ぶ、ということが許されない時代。
明治が偉大で、でも終わった。
続く大正デモクラシーのなか、民衆がすべて参加する(という建前の)空気が、日本人のなにかを変えていった。
恐怖から、人=国となり闘った、日露戦争。
その後、軍隊は、日本人は変質していく。
あの、素晴らしきひらめきと考察と洞察をもっていた人たちが作り出したのは、なんと偏った矮小な国家であったのか。
何ゆえに?
第二次大戦後、日本は同じように平和を、国際協調を求めて、その理想に向かってひた走った。
それは理想に続く道だった。
そして21世紀に足を踏み入れた今、この日本がある。
…なにが、どこで、どうして?
理想に燃えてひた走った結末がどうしてこうなってしまったのだろうか?
何ゆえに?
よい時代がよいものを次代に引き継ぐとは限らない尤もである。
著者のその言葉が、痛い。
「坂の上の雲」がどのような時代にどのような背景をもって書かれ、読まれたものであるか、私はこの本「坂の上の雲と日本人」で初めて知った。(だって当時は穢れなき(笑)小学生だったんだから、しょうがないもーん)
この本が出て、それから日露戦争の研究が進んだそうだ。
なんたる怠慢…とはいえない。
昭和40年代。
まだまだ戦争への忌避感は、反動は強い。
戦争に勝った、ということを喜ぶ、ということが許されない時代。
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